ぱしふぃっく びいなす 韓流に乗って韓国へ
〜「夏の香り」「冬のソナタ」を訪ねる旅〜
西鉄旅行の大ヒット チャータークルーズ ルポ
「冬のソナタ」の“ヨン様”に代表される韓流ブーム。そのテーマを船上に持ち込んだ今回の日韓交流クルーズには、韓流に熱狂する世代が大挙して乗り込んだ。クルーズと韓流の相性はいかに?
“ヨン様”の出迎えに嬌声が挙がる
大正ロマンをしのばせるレトロな雰囲気ただよう門司港に、韓流クルーズの舞台となるぱしふぃっく びいなすが接岸している。チェックインを待つ人々の列からは、「冬のソナタ」「夏の香り」の話題で盛り上がっている会話が聞こえてくる。乗船前から、すでに気分は韓流。これからドラマの追体験ができるという、期待感と熱気が伝わってくる光景だ。
チェックインと入国審査をすませて、エントランスロビーへと向かう。「ねぇ! ヨン様!」という声に、びっくりして目を向けると、そこにはヨン様が……。もちろん本人ではなく、エントランスロビー吹き抜けに掲げられた垂れ幕なのだが、「冬のソナタ」の主役&準主役の4人の姿があった。早速カメラを取り出し、乗客同士の写真撮影会が始まる。客室にたどり着く前から、ドラマの世界に気持ちが入り込んでしまったかのような熱気だ。 (以下略)

個性派 コスタ・クルーズでは
食べる、飲む、踊る!すべてが自然体で!
低めの天井に真鍮の丸窓がいかにも船らしいダイニングで夕食が始まると、最初の緊張も少し解け、ようやくまわりを見渡す余裕ができてくる。
小さな子ども連れの夫婦もちらほらといる。2時間近いディナーに飽きた子どもたちが、ちょっとぐずったとしても、周りの乗客は大らかで気にしない。大人だって食事の合間に携帯電話で「今さ、船で夕食、食べてるんだ」と友だちと話したり、メールチェックをしているのはコスタの船共通のシーン。あまり人に干渉せず、自分ものびのびと振る舞うイタリア人らしいカジュアルさだ。
そんな光景を眺めながら、一人席(翌日からは英語圏のテーブルに入れてもらった)で食事をしていると、「ワイン、飲まない?」と、隣のテーブルのおじさんがボトルを握ってやってきた。50歳の記念に友達夫婦と4人でボローニャから来たという。少し取っつきにくいが、好奇心いっぱいで世話好きが多いイタリア人の乗客たちのおかげで、自分の居場所が少しずつできてくる。(以下略)
太平洋フェリーの新造船・ニュー「きそ」
この船は想像以上に「いしかり」を超えている。
2005年1月9日の就航を目指し建造中の新造船ニュー「きそ」。本誌の読者ランキング「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を12年連続で受賞した「いしかり」に続く、太平洋フェリーのビッグ・プロジェクトです。今回は、「きそ」のイメージを形づくったお2人、インテリアデザイナーの権田倫子さんと吉川昭さんが登場、その魅力と建造秘話を語っていただきました。
「南太平洋」のイメージで
権田 新造船プロジェクトは、「いしかり」就航から10年後の2001年にスタートしました。太平洋フェリー(以下T社)さんからの希望は「明るくシンプル・清潔・省エネ」。T社の船には毎回イメージテーマがあり、いしかりは怎Jリブ揩ナしたが、今回は恣太平洋揩ナす。また、時代の流れを踏まえ、個室が倍増しています(→64ページ)。
吉川 最初は「北海道に行く船なのに、なぜ南太平洋?」と不思議でしたが(笑)、作り始めてみると、やはりこの航路だからこそ、明るい雰囲気が必要だと思いました。(以下略)
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