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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊) 
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.114 5月28日(火)発行
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=目次=
[NEWS]
★三菱長崎、11万3000トン型客船を進水/ダイヤモンド、10月には早くも試走開始
★クリスタル・ハーモニー、6月2日に横浜寄港/大さん橋お披露目
★釜関Fの新造船“星希”、下関に初入港
★にっぽん丸ギャラリー開設
★にっぽん丸、鳥羽の赤いハンカチで見送り
★ ぱしふぃっくびいなす船上説明会開催
★フェリー4隻で市民クルーズ、2,500人招待 大阪港みなとまつり
★横浜マリタイムミュージアム、入館者200万人達成
=プレゼントのお知らせ=
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
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[NEWS]
★三菱長崎、11万3000トン型客船を進水
ダイヤモンド、10月には早くも試走開始

三菱重工は25日、長崎造船所で建造中のP&Oプリンセス・クルーズ向け超大型客船ダイヤモンド・プリンセス(11万3,000総トン、2180番船)を進水した。同船は、日本で建造する客船としては史上最大。竣工は来年7月。

 船主、三菱はじめ取引関係者らが見守る中、プリンセス・クルーズ(運航者)のフィル・クレヴィーノ社長が支綱切断を行った。同船は本工場第1ドックをゆっくりと船尾から出て、ギ装のため向島岸壁に接岸した。優雅な姿を市民に披露した同船は、竣工まで夜間はライトアップする予定で、長崎の新名所として人気を集めそうだ。3月に起工した同型の第2船サファイア・プリンセスは来年3月に進水、2004年5月引き渡し。

三菱長崎の増田裕副所長(造船担当)は「マンパワーという意味では、全体の仕事量のほぼ半分を終えたところ。来年夏に向け頭を仕上げモードに切り替えていきたい」と語り、10月頃を目途に振動・騒音のチェック、搭載機器の調整などを行うためにダイヤモンド・プリンセスの試走を開始、来年3月の本格的な試運転に向け準備を進める方針。

一方プリンセス・クルーズは、早ければ月内にも同船の運航スケジュール、クルーズ代金を発表するとみられる。主にアラスカはじめ北米西岸に就航する見通しだが、竣工後日本から営業航海を行うのかどうか、旅行業界の関心を集めている。

ダイヤモンド・プリンセス、サファイア・プリンセスの主要目は次のとおり。
▽約113,000総トン、全長290.0×幅37.5×深さ41.3メートル、計画喫水8.05メートル、ディーゼル発電9,450キロワット×2基、8,400キロワット×2基、ガスタービン発電25,000キロワット1基、推進用モーター21,000キロワット、固定ピッチプロペラ2基、サイドスラスター前後部各3基、客室1,337室(アウトサイド率72%、バルコニー付設率56%)、最大乗客数3,100人、最大乗員数1,238人(650室)、最大搭載人員4,160人

★クリスタル・ハーモニー、6月2日に横浜寄港
大さん橋国際客船ターミナルのお披露目兼ねる

クリスタル・クルーズのクリスタル・ハーモニーが6月2日〜3日、太平洋クルーズの途中、新装なった横浜港・大さん橋客船ターミナルに寄港する。同日が開港記念日となる横浜港では、6月1日のターミナルオープン後、入港第一船を迎えることに伴い、2日10時から「市民と祝う入港第一船歓迎セレモニー」として横浜市長、船長の挨拶に続き、ブラスバンド演奏などのアトラクションを開催する。

これより先、横浜市港湾局は報道陣に、ターミナルの内覧会を開催。国際コンペで選ばれたイギリス在住の建築家、アレハンドロ・ザエラ・ポロとファルシド・ムサビ両氏の設計によるターミナルは、床面がウッドデッキで仕上げられ、階段がなくスロープやエレベーターが多用された個性的なデザインが特徴。客船ターミナルとしても世界に誇れる施設となったが、一般の建築物としても一見の価値がある建物として出来上がっている。

ターミナルの玄関である交通広場を包むように入り口からウッドデッキが続き、日本国内の類似施設には見られない、美しくかつ広大なスペースを形成している。このウッドは、ぷかり桟橋などでも使われたブラジル産のイペという材質を使用。比重は1.12と水にも沈む重く硬い木材で、4,400平方メートルある出入国ロビーのほか、駐車場、屋上に繋がるスロープ、さらには、屋上スペースまで全て同じ材質の木材が使われている。

大桟橋ターミナルには、3万トンクラスの客船が4隻、または7万トンクラスの客船が2隻同時に着岸可能な規模を誇っているが、ほかにもカフェ、ショップ7店舗を備えたテナントエリア、長さ400メートル、幅10メートルにも及ぶ送迎デッキなど、客船が停泊していない時でも、憩いの場として楽しめる空間になっている。駐車場の収容能力は、乗用車換算で約400台、大型バス28台と大規模だ。

現在工事中の屋上広場先端部および多目的スペース「大さん橋ホール」は今年中にオープンの予定。

写真:屋上部分。ターミナルには階段がなく、スロープが多用されている
http://www.cruise-mag.com/photo/020521-1.html
写真:ターミナル全景。ウッドデッキで覆われた流線型のフォルムが美しい
http://www.cruise-mag.com/photo/020521-2.html

★釜関Fの新船“星希”、下関に初入港

 韓国・釜山と下関を結ぶ定期航路でフェリーを運航している釜関フェリーは新造船、星希(ソンヒ、1万7,000総d)を就航させた。22日19時に釜山を出港し、23日8時30分に下関に入港。処女航海には、同社の韓道龍・代表理事や共同運航している関釜フェリーの入谷泰生社長をはじめ、530人が乗船。入港後、関係者約100人が参加し、セレモニーが開催された。

 釜関フェリーはフェリー釜関を運航していたが、老朽化したこともあり、韓国の現代尾浦造船(蔚山市)で同船を建造した。現代尾浦がフェリーを建造したのは初めて。星希は船上美術館のコンセプトとして、デッキを天・地・人・海の各テーマに分け、美術品を展示している。

 新造船は旅客定員438人、乗務員40人、最大速力20.49ノット、航海速力18ノット、積載能力はトラック76台、コンテナ136TEU。同船は23日19時に下関を出港し、デイリー・サービスの運航を開始した。フェリー釜関は、今秋開設される釜山/広島航路に配転される。
写真:下関に入港した星希
http://www.cruise-mag.com/photo/020527.html

★にっぽん丸ギャラリー開設

 商船三井は27日、にっぽん丸ギャラリーを報道関係者らに披露した。94年以来、ふじ丸に開設していたが、同船の運航主体が日本チャータークルーズとなったため、会場をにっぽん丸に移したもの。

ギャラリーは若手アーティストに作品発表を無償で提供しており、版画家の坪内好子さんの銅版画25点を「懐古的時間旅行〜voyage nostalgique」と題して展示している。

主催の商船三井、協力の商船三井客船、パラスタイルの3社が協議し、パラスタイルのアートディレクター・楠田雅史氏が作家と打ち合わせ、一切の業務をコーディネートしている。

外航客船を利用した作品展は日本では類がなく、若手アーティストによる作品発表の格好の場所となっており、過去8年間で18人の作品を紹介してきた。小泉敏比古・商船三井広報室長は「陸と違い、洋上では時間が存分にあり、海、風の表情も変わる。その日、その時によって作品の印象、表情も違い、面白いのでは。文化支援活動の一環として今後も取り組んでいきたい」と語った。

写真:ギャラリーに展示されている版画家・坪内好子さんの作品
http://www.cruise-mag.com/photo/020527-3.html

★にっぽん丸、鳥羽の赤いハンカチで見送り

 商船三井客船のにっぽん丸は21日、2泊3日の伊勢志摩クルーズで寄港した鳥羽港を出港する際、鳥羽市観光協会などから赤いハンカチの見送りを受けた。これは同市出身の真珠王、御木本幸吉の故事にちなんで、鳥羽市が人材育成のために開いている「地球塾」のメンバーが発案したもの。

 幸吉には「いつか海外に行く時、船上から赤いハンカチを振ろう」と孫娘たちと約束し、1926年横浜港から太平洋丸で渡米する際、赤いハンカチを巻いたステッキを高く掲げたというエピソードが残っており、今回はそれをヒントにしての見送りとなった。

 並走する遊覧船に乗り込んだ同協会や塾のメンバーたちの赤いハンカチにこたえて、にっぽん丸のデッキの乗船客も手渡されたハンカチを振って、鳥羽らしい出港の演出を楽しんでいた。

★ぱしふぃっくびいなす船上説明会開催

 ゆたか倶楽部は、ぱしふぃっくびいなす船上で2003年世界一周クルーズの説明会を開催する。2003年に予定されている同船の世界一周クルーズなどロングクルーズを中心に説明を行う。詳細は次のとおり。

日時:6月11日(火)15時30分〜17時30分
場所:東京港晴海埠頭に停泊中のぱしふぃっくびいなす船上にて
参加費:無料/事前予約制のため電話にて申し込み必要
問い合わせ:ゆたか倶楽部 [電話 03-5294-6261] 

★フェリー4隻で市民クルーズ、2,500人招待
大阪港みなとまつり

 大阪市では大阪港開港記念日(7月15日)を中心として、「大阪港みなとまつり」を開催する。フェリー4隻の市民招待クルーズなど大型イベントがたくさん予定されている。

●大阪港開港記念式典
7月15日(月)午前10時30分から、ハイアット・リージェンシー・オーサカで、港湾功労者表彰や姉妹港を紹介。

●大型フェリー4隻で「明石海峡大橋クルーズ」
7月20日(土、海の日)、大阪港のフェリー就航30周年を記念して、大阪港カーフェリー活性化協議会と大阪市港湾局が共催して、フェリー4隻による市民招待クルーズが実施される。大阪南港から明石海峡大橋を往復する約4時間のクルーズ。招待人数は500組・2,500人。
 使用するフェリーは4隻。フェリーきたきゅうしゅう(名門大洋フェリー)、さんふらわあこがね(関西汽船)、さんふらわあきりしま(ブルーハイウェイライン西日本)、おおさかエキスプレス(マリンエキスプレス)。
 応募方法・問合せ先は、大阪市港湾局港営課(電話06-6615-7757)。

●広報船「夢咲」大阪港クルーズ
 7月13日(土)・14日(日)・21日(日)、大阪市の広報船「夢咲」が天保山、咲洲、舞洲、夢洲、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン付近など大阪港内をクルーズ。応募方法・問合せ先は、大阪港振興協会(電話06-6615-7620)。

●大阪港カッターレース
 7月20日午前9時〜午後4時、 大阪港天保山岸壁前面海域で、6メートル・カッターによる男子350メートル、女子200メートルのレースが開催される。応募方法・問合せ先は、大阪市港営課(電話06-6615-7755)。

●大阪市長杯市民ヨットレース
 7月20日午後1時から、大阪北港ヨットハーバーでディンギーヨットによるクラス別レースが開催される。応募方法・問合せ先は、大阪北港ヨットハーバー(電話06-6468-3710)。

●ヨット体験乗艇
 7月20日大阪北港ヨットハーバーで、ヨットの体験乗艇を実施。無料。当日会場で先着順にて午前9時から参加受付。問合せは、大阪北港ヨットハーバー(電話06-6468-3710)。

●にっぽん丸、船内一般公開
 7月22日(月)午前3時30分〜午後4時30分、大阪港天保山岸壁係留中の「にっぽん丸」を、100人に一般公開。応募方法・問合せ先は、大阪港振興協会(電話06-6615-7616)。

●クルーズ客船&フェリー研究会
 7月13日(土)午前10時30分〜午後5時、WTCホール(WTCビル2階)でクルーズ客船やフェリーの振興・啓蒙を目的とした講演会を開催する。応募方法は大阪市港湾局振興課(電話06-6615-7766)。

●天保山海上花火大会
 7月20日午後8時から、海遊館西側サンセット広場にて。約3,000発の花火が打ち上げられる。

★横浜マリタイムミュージアム、入館者200万人達成

横浜・桜木町の横浜マリタイムミュージアムは19日、同館の入館者数が平成元年の開業以来200万人を達成したことを明らかにした。

200万人目の入場者となったのは、横浜市磯子区の岡田真武くん(6歳)。船の操船シミュレーションをやりたいという岡田くんは「大好きな施設で200万人目の入館者になれてうれしい。宝くじにあたったみたい」と大喜び。

岡田くんには贈呈記念品として、認定証、国際信号旗ピンバッチ・セット、マリタイムミュージアム・オリジナルテレホンカードなどがプレゼントされた。

<PHOTO>
先週末、東京港晴海ふ頭で開催された「東京みなと祭」では、帆船海王丸の一般公開も行われた。
写真:見物客でにぎわう晴海客船ターミナルと帆船海王丸
http://www.cruise-mag.com/photo/020527-4.html

 
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「大きな船ができる度に、『武蔵はこんなもんじゃなかった。波もすごかった』と言うのが私の爺ちゃんの口癖でしたが、でも、これは大きいですね」と話していたのは長崎のタクシーの運転手さん。三菱長崎で先週25日、P&Oプリンセス・クルーズ向けにダイヤモンド・プリンセスが進水し、その雄姿を長崎港に浮かべました。当時の船台から滑り降りる進水と、ドックから静かに引き出される進水とでは、周囲に及ぼす影響も印象もだいぶ違うので比べようもなく、ましてや戦争の象徴である戦艦と平和のあかしとも言える客船とでは、まったく正反対の位置にあります。しかし、その圧倒的な大きさと造船技術の粋が集められたという点では共通しています。起工後、船はブロックが積み木のように見上げられ、10デッキが載った際には階数を示す大きな看板が船に掲げられました。市民は、そんな様子を1年間楽しみに、そして期待と夢を抱いて見守ってきました。これからは、ライトアップされた白い船体が、夜空の下に美しく映えることでしょう。「クリスタル・ハーモニーのときは内装工事に携わっていた」というこの運転手さん、「これからがたいへんでしょうね」と10年前を振り返る。そうです、客船建造は進水してからが、これまた大仕事なのです。工事関係者の皆さん、がんばってください。空に向かってまかれた消防艇によるカラー放水のおかげでしょうか、はたまたダイモンドの輝きがそうさせたのでしょうか。この日の午後、天空を見上げると太陽の周りに、まん丸の虹が出ていました。たいへん珍しい光景なので、これを見た人はとても幸運だそうです。ダイヤモンド・プリンセスもきっと幸運にも恵まれた、すばらしい船になるでしょう。「クルーズ」9月号で詳報します。お楽しみに。(U)
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