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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊)
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.154 10月18日(金)発行
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editorial@cruise-mag.com
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=目次=
[NEWS]
★ダイヤモンド・プリンセス
香焼での建造が決定、21日にも曳航
★クバナー、客船契約を延長
★アーカー・フィンヤード、エストニア船社とフェリー1隻契約
★日韓航路の旅客船、来年度末まで運休
[WEB]
★ デジタルシティクラブ、大阪港寄港客船のインターネット中継
[GALLERY]
★19日から広島で柳原良平特別展
[プレゼント]
[好評連載/週刊クルーズメール・エッセイ]
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
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[NEWS]
★ダイヤモンド・プリンセス
香焼での建造が決定、21日にも曳航
三菱重工・長崎造船所は、火災で焼損した客船ダイヤモンド・プリンセスを立神本工場から香焼工場へ移し、近く建造を再開する。17日、発表した。曳航などに関する官辺手続きが整い次第、21日にも香焼の修繕ドックに曳航する予定だ。
三菱は先週、発注者のP&Oプリンセス・クルーズとダイヤモンド・プリンセスの建造を継続することで合意。これに併せ、同船の復旧方法に関する検討を行ってきた。大規模な復旧工事となることが予想されるが、必要となる資材の物量などから判断し、立神の約3倍の敷地面積をもつ香焼での建造が最適、と判断したもよう。
ダイヤモンド・プリンセスはいったん、香焼の修繕ドックに入れることになるが、その後、新造ドックへ移る可能性が高い。
香焼の新造ドックは長さ990メートル×幅100メートルで、建造能力100万重量トン。600トン吊りゴライアスクレーン2基を有するなど、新造ドックとしては日本最大級を誇る。同ドックでは現在、7万8,000立方メートル型LPG船1隻と13万5,000立方メートル型LNG船1隻の建造が進んでおり、2船とも今年12月に進水する予定。ドックの能力的には「2船の進水前にダイヤモンド・プリンセスを収容することも可能」(同社)としているが、被害状況の詳細調査の結果から、新しい竣工時期とともに香焼の今後のドック繰りの方針を固める方針だ。
また三菱は、火災後に待機を要請していた協力工についても「まもなく火災前の人員規模に戻す見込み」と発表。当面は、船内清掃など建造再開に向けた準備作業や、被災を免れた区画での準備作業、同工場内で建造中の他の船舶の作業などに従事する予定だ。今後、復旧工事による工事量の増加に伴い、協力工を増員することも予想されるが、同社は「現時点で未定。今後の検討課題の一つ」としている。(海事プレス)
★クバナー、客船契約を延長
フィンランドの大手造船会社クバナー・マサヤーズは先週8日、ノルウェー船社カラー・ラインと、今年7月に7万4,500総トン型客船1隻の建造で交わした発注内示書(L/I)の有効期間を延長したと発表した。
これはノルウェーの議会と政府が助成制度に合意しなかったためで、船価は3億ユーロ、引き渡しは2004年末を予定している。L/Iにはオプション1隻を含んでおり、これも対象となった。両社は契約締結の最終期限である今年12月16日まで政府・議会への働きかけを強めるとしている。
★アーカー・フィンヤード
エストニア船社とフェリー1隻契約
フィンランドの造船会社、アーカー・フィンヤードは16日、エストニア船社タリンク・グループと4万総トン型カーフェリー1隻の建造で契約したと発表した。2004年春引き渡し。船価は1億5,000万ユーロ。
アーカーは今年5月、タリンク向けにカーフェリーROMANTIKAを引き渡しており、新造船は同型船。ROMANTIKAはヘルシンキとタリンを結び、新造船はストックホルム/タリン間に就航予定。乗客2,500人、車両積載スペースは総延長は1,000メートル。長さ193.8×幅29メートル、ディーゼル機関4基、出力2万6,240キロワット、航海速力22ノット。(海事プレス)
★大亜高速海運
小倉/釜山旅客航路、来年3月末まで運休
小倉/釜山間に就航した韓国の大亜高速海運の旅客船オーシャン・フラワー(2,900総トン)が今週15日から来年3月末まで運休する。7月28日に就航したばかりで、3カ月も経たずに運休することになった。同社は代替船を探しているという。運休の理由は、旅客定員520人とキャパシティーが大きかったことが挙げられる。ほとんどの席が空いていたという。
また、同船はインキャット社製のウェーブピアサー型の高速船であり、当初の計画では航海速力35ノットで、3時間35分で両港を結ぶはずだった。ところが、釜山から小倉へ向かう処女航海の際、下関近くで航路からはずれて暗礁に乗り上げそうになり、海上保安庁の呼びかけで、もとの航路に戻るという出来事が発生。それ以降は、安全のために速力を落としたため、運航時間は4時間30分と1時間も増えた。これに対し、博多/釜山間に就航しているジェットフォイルは、2時間55分と3時間を切っている。高速性能を十分に発揮できなかったこともユーザーの心をつかみきれなかったようだ。(海事プレス)
[GALLERY]
★19日から広島で柳原良平特別展
「柳原良平特別展」が10月19日から27日まで広島県沼隈町の弥勒之里美術館で開催される。これは柳原良平氏の沼隈町特別友好町民就任10周年を記念し、同町が主催して行われるもので、油彩、水彩、切り絵、リトグラフなどの作品約80点のほか、同氏秘蔵のコレクションも展示される。
入場無料。
弥勒之里美術館
・場所:〒720-0401 広島県沼隈郡沼隈町上山南 (電話:084-988-1234)
・開館時間:午前10時〜午後7時<期間中は無休>
[WEB]
★ デジタルシティクラブ、大阪港寄港客船のインターネット中継
大阪のデジタルシティクラブでは、大阪港に寄港する客船のインターネット中継や、寄港した客船の写真データをホームページ上で紹介している。来航当日のインターネット中継をはじめ、来航後は、オンデマンドビデオ、静止画、360度からの来航映像などがアーカイブとして閲覧できる。
デジタルシティクラブ www.d--c.org
同様に、大阪に来航したシーボーン・スピリット、フォーレンダム、飛鳥、にっぽん丸については、以下のドメインからも閲覧が可能。
シーボーン・スピリット(来航:9月9日) http://ucl.jp/seabourn/
フォーレンダム(10月7日) http://ucl.jp/volendam
飛鳥(10月6日) http://ucl.jp/asuka
にっぽん丸(7月20日) http://dcc.ucl.co.jp/nipponmaru/
【プレゼント】
★海遊館、2003年カレンダーを500人に
大阪市の水族館「海遊館」は、2003年オリジナル・カレンダーを11月1日から同館内で販売する。壁掛タイプに加え、今年は卓上タイプを製作。
カレンダーは、海遊館のアイドル「ジンベエザメの遊ちゃん」「ジェンツーペンギンの親子」「ゴマアザラシのナナちゃん」などを取り上げている。壁掛けタイプ1,000円(税込み)、卓上タイプは300円(同)。
完成を記念して同カレンダーを500人(壁掛タイプ300人、卓上タイプ200人)にプレゼントする。応募方法は、ハガキに「壁掛カレンダー」または「卓上カレンダー」と書いて、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、
〒552-0022 大阪市港区海岸通1「海遊館カレンダープレゼント」係まで。
応募締切りは11月11日(当日消印有効)。応募者多数の場合は抽選。結果発表はカレンダーの発送をもって代える。問い合せ先は、電話06-6576-5501まで。
■■■■■■■■好評連載/週刊クルーズメール・エッセイVol.28■■■■■■■■■■
◆このところの超大型級ニュースの連続で、書く機会がなかったが、先日この欄で触れた北海道一周クルーズのコラムについて、「もう少し正確に書きなさい」というお叱りを戴いた。訂正というわけでもないので、この欄で書き直そうと考えていたのだが、ダイヤモンド・プリンセス・ショックで、伸び伸びになってしまっていた。
◆その話とは、外務省の指導で、日本のクルーズ船による北海道一周が出来ない、という話題だ。つまり釧路あたりから、根室海峡を回って網走に抜けるようなルート設定は、北方領土問題があって、日本船では未だに実行されていない。
◆手元に日本地図があったら広げて欲しい。「お叱り主」によれば、そもそも歯舞諸島あたりを通って根室海峡を抜けてゆくルートは、3万総トンクラスの日本客船では、通航が難しい(多分喫水の問題なのだろうが、この辺りは聞き漏らした)ために、最短コースを取るとすれば、国後島と択捉島の間を通ることになる。これではロシア政府の許可なり、ロシアへの通知が必要になり、外務省はその点が望ましくないと言っているらしい。
◆それでは、どこを通過することを外務省が望んでいるかと言えば、択捉の北どころか、その先のウルップ島の北に、国際航路がある、というのである。実際10年ほど前に、船会社が、外務省から呼び出されて、直々に協力要請されたらしい。それ以前も以降も、日本の客船による厳密な意味での北海道一周クルーズは実現していない。
◆確かに、北方領土の返還を実現するために、外務省がなんらかのアクションなり、アクションプランがあるというなら、一定期間、北方領土付近のクルーズ自粛を求められれば、協力することは、まあ当たり前のことかもしれない。それにしても、10年以上もそうした状態を放置したまま、というのはいかがなものだろうか?
◆北方四島が観光地としての魅力ある地域なのかどうかはともかく、正確に言えば日本一周クルーズさえ、実現出来ない状態が続いているというのは、おかしくないか? 最近では四島と日本人を結ぶ細いルートであったビザなし渡航すらも、存続が危ぶまれてきているそうだ。
◆すでに北方四島はロシアが実効支配して50年以上が立つ。つまり不法占拠であったとしても、すでに日本人は50年以上も住んでおらず、故郷と思う人々も、どんどん少なくなっている。鈴木宗男事件があって以降、北方領土問題はさらに解決が遠のいているが、このままでは、いわばモラトリアムがさらに50年、100年と続いてゆくのかも知れない。
◆せめて、この海域を自由にクルーズする。そんな緊張感のない、なし崩しとも思えるような対応から、北方領土問題の解決の糸口が見えてくるような、そんな気もするのだが。
(若勢)
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■■■■■■■■■■雑誌「クルーズ」編集部便り■■■■■■■■■■
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クルーズメールをご愛読いただきましてありがとうございます。大変勝手ではございますが、第●月曜日を休みとする祝日が増えてきている傾向を受けまして、月曜日が祝日の場合、火曜日発行のクルーズメールをお休みとさせていただきたいと思います。もちろんビッグニュースには、これまでどおり号外を発行して、いち早くみなさまにお伝えしていきます。
今度ともクルーズメールをよろしくお願いいたします。
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