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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊) 
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.160  11月12日(火)発行
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=目次=
[NEWS]
★三菱とPOP、引き渡し時期で合意 
★クリスタル・セレニティ、仏で進水式
★バンクーバー港、クルーズ人口6%増
[EVENT]
★シンポジウム「みなとづくり は まちづくり in 函館」
★郵船歴史資料館、クリスマス・コンサート
★JOPA「関西クルーズシンポジウム」締め切り20日に延長
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
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[NEWS]
★三菱とPOP、引き渡し時期で合意
2番船がダイヤモンドとして2004年2月竣工

 三菱重工とP&Oプリンセス(POP)は11日、ダイヤモンド・プリンセスとサファイア・プリンセスの新たな引き渡し時期について合意したことを明らかにした。

10月初めに起きたダイヤモンド・プリンセスの火災事故に伴うもの。内容は、立神工場で建造中の2番船の工程を3カ月早めて2004年2月に引き渡し、これを「ダイヤモンド・プリンセス」と命名、火災を起こした1番船は「サファイア・プリンセス」として2004年5月に引き渡すというもの。

 POPはダイヤモンドについて、2004年2月末までのクルーズをキャンセルすることを既に発表していたが、引き渡し時期は明らかにしていなかった。1番船と2番船の入れ替えと工期の前倒しで、就航遅れによる損害を最小限に食い止める方策が取られた格好だ。

POPのピーター・ラトクリフ最高経営責任者(CEO)は「2004年夏という重要なクルーズ・シーズンに間に合うように、新たな引き渡しスケジュールを設定した三菱および従業員、下請会社のこれまでの、そしてこれからも続く努力に感謝したい」と述べている。

一方、三菱は「当社は復旧建造工事全体をカバーする建造保険に加入しており、また建造中である他の船舶の引き渡しなどへの影響もないことから、本船復旧に伴う損害は一時的なものに止まり、事業継続や当社全体の経営への影響はない」との考えを示した。

★クリスタル・セレニティ、仏で進水式
郵船の草刈社長、造船所との友好継続を強調

 世界最大の客船造船所、アトランティック造船所で8日、クリスタル・セレニティの進水式が行われた。日本郵船の草刈隆郎社長夫妻をメインゲストに仏西海岸のサン・ナゼールにある同造船所で行われ、草刈社長は「8カ月後に、シックススターの評価を得るであろう美しい客船を受け取れることを心待ちにしている」と語り、またアルストーム・マリンのパトリック・ボシュワ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「日本郵船向けにこのような客船を建造できて大変な名誉だ」とあいさつした。

客船建造をめぐっては、三菱重工で火災事故が起きたばかり。このため、同日の式典でも安全対策が大きな話題となったが、草刈社長は「安全対策、とりわけ火災対策を忘れることのないよう、細心の注意で仕事を進めていただきたい」と語る一方、造船所側も「安全は、万全で臨む」と姿勢を強調した。草刈社長はまた、同日の夕食会で「クリスタル第4船、日本市場向け第2船建造の可能性を常に窺っており、LNG船とともに、アトランティック造船所との友好関係を続けて行きたい」と関係を継続していく意向を語った。

 クリスタル・セレニティは、乗客1000人以上という大型船分野では初めてのラグジュアリー・シップで、世界最高級の大型船を目指す。客船評論家のダグラスワード氏も本紙のインタビューで、「1000人以上が乗船する客船で高級クルーズを実現するのは簡単なことではない。成功するかどうか、大いに注目している」と語っている。

 同船は進水式の後、今月16日ごろにドックから進水し、来年6月下旬の竣工を目指して、艤装工事が進められる。

 8日の進水式は、実際の進水を前にドック内本船のバルバス・バウのサイドに設けられた式場で行われたもので、注目の推進システムであるポッド型プロペラやサイドスラスターの実物などを見ることができるよう配慮する格好で行われた。ボシュワ会長、草刈社長、クリスタル・クルーズのグレッグ・マイケル社長、同船の船長就任が決まっているマーレン船長らのあいさつの後、日本、フランス、米国3国の代表的な酒(清酒、シャンパン、バーボンウイスキー)がひとつのボトルに混ぜ合わされ、3カ国の融合と友好を確認した。その後、草刈社長夫人の咸子(みなこ)さんがボトルを止めていたリボンを切断すると、ボトルがクリスタル・セレニティの船首に当てられ、進水を祝った。

 朝からの雨、しかも事実上休日ともいえる金曜日の午後にもかかわらず、フランスのテレビ局をはじめ、多くのメディアが集まり、関心の高さがうかがえる式典となった。

 【クリスタル・セレニティ主要目】長さ(全長)250m、長さ(垂線間長)219,8m、幅32,2m、喫水7.6m。総トン数64000総トン(ベランダ含む=68000総トン)、速力22.75ノット(試運転最大)、デッキ14層、乗客キャビン550室(うち85%にベランダ付き)、クルーキャビン372室、ポッド型プロペラ13500kw×2、ディーゼルジェネレーター8700kw×6、バハマ船籍、船級LR。

★バンクーバー港、クルーズ人口6%増

 カナダ・バンクーバー港湾局(VPA)によると、同港のクルーズ人口は112万5,252人と6%増加した。

 今年のクルーズ客船の寄港回数は、現在342回と昨年よりもすでに11回増えた。昨年9月11日の同時多発テロ事件の影響はあったが、船型の大型化により、バンクーバー、ビクトリア、シアトル間の3泊、4泊の北西太平洋クルーズが増加した。

 しかし、VPAのゴードン・ヒューストン会長兼CEOは「クルーズ産業として画期的な実績をあげたと思うが、港湾間の競争にさらされているのも実態だ」と語っている。同港はクルーズ客船誘致で港勢を伸ばしてきたが、客船誘致でも米国・カナダでは競争が激しくなっているようだ。

[EVENT]
★シンポジウム「みなとづくり は まちづくり in 函館」
 クルーズの寄港地として みなとまち函館の展開 -

 北海道開発局や函館市が主催するシンポジウム「みなとづくり は まちづくり in 函館」が11月22日に函館で開かれる。商船三井客船の浅井重次取締役による「寄港してみたい港とは」をテーマにした講演やパネルディスカッションが行われる。

・開催日時:2002年11月21日(木)
・ 会場:函館国際ホテル(鳳凰の間)北海道函館市大手町5-10 TEL0138-23-5151(代表) 
・ 開  場:午後1時
・ 開  演:午後2時(〜5時)
・ 申し込み:下記まで電話またはFAX(住所・氏名・電話番号)にて。締め切りは11月 14日(木)、定員200人。
・問い合わせ先:北海道開発局 函館開発建設部 地域振興対策室
       電話:0138-42-7111(内 328)/Fax:0138-40-9334
●基調講演
・テーマ「みなとまちづくりにとって大切なこと」
  暮らしを海と世界に結ぶみなとづくり女性ネットワーク代表世話役
   東海大学短期大学部助教授  東 恵子 氏
・テーマ「寄港してみたい港とは」
  商船三井客船(株) 取締役   浅井 重次 氏
●パネルディスカッション
テーマ「みなとまち函館にもっともっと来てもらおう」
パネリスト
東 恵子氏(上掲)/浅井 重次( 同 )
  古屋 温美氏(暮らしを海と世界に結ぶみなとづくり女性ネットワーク会員)
  佐藤 尚子氏(みなとから見た函館のまちづくりを考える会会員、函館すぷれっ
と代表)
 コーディネイター 藤本 恭子さん(STVテレビ/ラジオ パーソナリティー)

★郵船歴史資料館、クリスマス・コンサート

 日本郵船歴史資料館(横浜市)は12月21日(土)、加藤順子さのカンツォーネを楽しむ「ウォーターフロント・クリスマスサロンコンサート」を開催する。同館は近くの横浜郵船ビル1階に移転し、来年春にリニューアル・オープンするため、現在の建物でのコンサートはこれが最後となる。

 コンサートの曲目は「ケ・サラ」「雨(ラ・ピオッジャ)」「月影のナポリ」など。開場は午後1時半、開演は午後2時、終演は午後3時半の予定。先着60人で、電話での予約が必要。入場料は2,000円(ワイン・チーズ付き)。

 横浜郵船ビルは、正面に16本のコリント式円柱が並ぶクラシックな歴史的建造物。その有効活用を図るため、1階に歴史資料館を移転することになり、現在改装工事中。

日本郵船歴史資料館:http://www.nykline.co.jp/rekishi/

[まだまだ募集中]
★JOPA、「関西クルーズシンポジウム」を開催
締め切り20日に延長

日本のクルーズの一大発信基地として、関西を盛り上げようとする旅行業界の英知を集めて関西地区のクルーズ振興方策を検討するシンポジウムが開かれる。日本外航客船協会(入谷泰生会長)が、いま伸び盛りのクルーズ・ポートを運営する大阪市、神戸市との共催で「関西クルーズシンポジウム」(後援予定:国土交通省ほか)を開催するもの。参加者申し込みの締め切りは15日から20日に延長された。

 開催日は、11月25日午後1時半から、場所は大阪市のワールドトレードセンタービル2階のWTCホール。昨年、東京港で開催された「21世紀の旅 クルーズ」と題したクルーズシンポジウムに続く2回目の会合で、日本のクルーズ客船会社(クルーズ船社3社、外航フェリー会社など)と、外国クルーズ船社代理店、港湾当局、関西地区の観光・旅行関係者、旅行会社、クルーズに関心の深い一般の人々を集め、「関西地区のクルーズ旅行」のより一層の振興を図るために開催する。
 
 参加希望者は、日本外航客船協会まで、Eメールまたはファックスで氏名、住所、年齢(旅行関係者は不要)、電話番号、参加希望者の人数、観光、勤務先(クルーズ関係者のみ)を記入の上、日本外航客船協会関西シンポ係まで申し込む。締め切りは、11月20日(水)。定員は300人で、応募者多数の場合は抽選となる。

日本外航客船協会: Eメール gogo@jopa.or.jp /FAX 03-5275-3317

<お詫び>
クルーズメールNo.159の記事で、日本外航客船協会のEメールアドレスに誤りがありました。訂正するとともに深くお詫びいたします。
訂正:Eメールアドレス gogo@jopa.or.jp

=========プレゼントのお知らせ===========
☆帆船「あこがれ」のポストカード6枚セットを1名様にプレゼントします。
☆ 上海フェリー「蘇州號」のテレホンカード(50度数)とポストカード1枚をセットで1名様にプレゼントします。ご希望の方は、下記のアドレスあてに、プレゼントの商品名、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、クルーズメールへのご意見を記し、返信してください。締め切りは11月26日(火)。なお、当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。 editorial@cruise-mag.com

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☆フランスのアトランティック造船所で行われたクリスタル・セレニティの進水式を取材してきました。初めて見た海に浮かぶ前の客船、その大きさに圧倒されました。進水式のあと、内装はこれからというセレニティの中に入って、“ここがパームコートで、ここがペントハウスになって…”と見て回るうちに、気分は完成を待つマイホームにやってきたような気分に。名船を造ってきたアトランティック造船所では、そのほか何隻もの客船たちに出会えました。入ってすぐに見えてきたのが、MSCクルーズのMSCリリカやプリンセス・クルーズのアイランド・プリンセスの白く美しい姿。就航スケジュールのニュースやパンフレットなどの完成予想のイラストなどですっかりおなじみだった船を、実際に目にしたときは感動で思わずウルウル。そしてセレニティのおとなりにはクイーンメリー2。まだブロックごとで世界最大となるその大きさは実感できませんでしたが、その一部を見られただけでも感激。もちろんクリスタル・セレニティについては、今回いろいろな方に話を聞き、実際に見ていくうちに、ますます来年6月の就航が楽しみになりました。次回のクルーズニュースでは今回の写真の一部をご紹介できると思います。お楽しみに!(H)

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