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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊)
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.183 2月21日(金)発行
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=目次=
[NEWS]
★ハワイクルーズ、NCLに米国議会が承認
★QE2、2004年もワールドクルーズ運航
★三菱重工、阪九向け第2船の命名・進水式
★未来高速もジェットフォイル1隻追加
★「関西クルーズ振興協議会」、3月19日に発足
ふじ丸で設立総会、船内見学会参加を募集
【海事プレス社からのお知らせ】
[好評連載/週刊クルーズメール・エッセイ]
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[NEWS]
★ハワイクルーズ、NCLに米国議会が承認
海外の報道によると先週末、ハワイのダニエル・イノウエ上院議員が打ち出したノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCL)の国内クルーズ法案が米国議会で承認された。上院と下院を通過し、報道官は大統領も署名することを明らかにしている。
米国の法律では1.外国で建造された客船 2.外国籍の客船 3.外国人船員の客船――が国内クルーズを行うことを原則として禁じており、こうした客船がクルーズを行う場合には海外の港に寄港しなければいけない。この法律に対し、ハワイのダニエル・イノウエ上院議員は、「外国で建造された客船でも米国人乗組員を乗せて、3隻まではハワイ諸島内のクルーズを行えるようにしてほしい」と米議会に陳情していた。
現在、各クルーズ船社は、ハワイクルーズを行う際、米国以外に寄港することで同クルーズを展開。最近は日本人乗客にとっても人気のコースになっている。イノウエ議員が指摘するのは、マレーシアのクルーズ船社大手スタークルーズが計画しているハワイ諸島クルーズ。スタークルーズは、ドイツで建造している7万2,000総トン型客船を含め計3隻を、傘下のNCLのハワイ諸島クルーズに投入する計画だ。
ドイツで建造中の客船は、もともと米船社アメリカン・クラシック・ボヤッジ(AMCV)が国内造船所のノースロップ・グラマン・シップシステムズで建造していたもの。AMCVは「プロジェクト・アメリカ」と称し、客船2隻をハワイ諸島クルーズに投入する計画だった。ところが、同時多発テロ事件でAMCVは倒産し、第1船の建造が中断された。その後、スタークルーズが造りかけの第1船と第2船の資機材を購入し、ドイツで建造を継続している。
現在、NCLが客船2隻をハワイクルーズで運航しているが、集客が好調なこともあり、計画の2隻に1隻追加し、新造船3隻をハワイ諸島に投入する計画と伝えられる。イノウエ議員によると、3隻により3,000人の雇用と2007年までに年間2億5000ドルの観光・税収入が見込まれるとされ、法改正を求めていた。
(次号へ続く)
★QE2、2004年もワールドクルーズ運航
キュナード・ラインは12日、クイーンエリザベス2(QE2)の2004年ワールドクルーズのスケジュールを発表した。来年1月に、世界最大となる客船クイーンメリー2が就航するため、同船による世界一周は今年が最後かといわれていたが、来年も1月4日から4月25日の110日間のワールドクルーズに出航することが明らかになった。
QE2はニューヨークを出航し、パナマ運河を通航し、ロサンゼルス、ハワイ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリアへ、そして東南アジア、インド、アフリカ、ポルトガル、イギリスなどをめぐり、ニューヨークに帰港する予定。14の区間乗船クルーズを用意し、12日間から108日間のコースまで選べる。日本にはグアムから、3月1日に横浜、3月3日に鹿児島に寄港する。その後、基隆(台湾)、香港、レムチャバン(タイ)、シンガポール、プーケット(タイ)、コロンボ(スリランカ)、ムンバイ(インド)へ寄港する予定。
料金は、横浜〜香港間の区間クルーズ(3月1日〜3月7日)で2639〜44,199オーストラリアドル。詳細はプライムインターナショナル(電話:03-5324-9731)へ。
★三菱重工、阪九向け第2船の命名・進水式
三菱重工は20日、下関造船所で阪九フェリー向け新造船つくしの命名・進水式を行った。阪九フェリーの谷口征三社長が命名し、谷口社長のご子息令室の谷口良江さんが支綱切断を行う。
阪九は、新造船2隻を三菱に発注。同船は第2船で、6月竣工の予定。第1船やまとの引渡しは3月末の予定。
つくしは現在、就航しているニューせとの代替。全長195メートル、幅26.4メートル、1万3,300総トンと瀬戸内海に就航しているフェリーとしては最大級となる。航海速力は約23.5ノットで、新門司/泉大津航路を12時間で結ぶ。旅客定員667人、車両搭載能力はトラック229台と乗用車138台。(海事プレス)
★未来高速もジェットフォイル1隻追加
博多/釜山間でジェットフォイル2隻を運航している未来高速は、1隻追加し、3隻体制とする計画だ。
同航路には、JR九州もジェットフォイルを就航させているが、7月から1隻追加し、4隻体制とする計画。競合する未来高速も1隻追加することを決めたようだ。船体は既に購入済みで、韓国で係留されているという。6月から投入する予定。(海事プレス)
★「関西クルーズ振興協議会」、3月19日に発足
ふじ丸で設立総会、船内見学会参加を募集
関西圏の諸都市、観光地、港湾などが連携する「関西クルーズ振興協議会」が発足する。3月19日、発起人会・設立総会が神戸港に停泊中のふじ丸で行われる。あわせて同協議会の事業として、一般市民の船内見学会参加を募集する。
同協議会は、外航客船の誘致を始め、観光振興や観光産業の活性化、クルーズ振興を通じて、関西の地域活性化を図ることが目的。設立発起人は、近畿運輸局、神戸運輸監理部、近畿地方整備局、大阪市、神戸市、関西経済連合会、近畿海事広報協会、神戸海事広報協会、日本観光協会関西支部、大阪港振興協会、神戸港振興協会、日本旅行業協会関西支部、日本外航客船協会。同協議会の構成は72団体・組織(2月18日現在)。
発起人会・設立総会が19日午前、ふじ丸で開催される。また、同協議会の初めてのイベントとして、ふじ丸の船内見学会を開催する。概要は次のとおり。
・3月19日(水)午後1時30分から同2時30分(1回目)
午後2時30分から同3時30分(2回目)
・神戸港新港第4突堤・神戸ポートターミナル
・募集人数 400人(2人1組で100組・200人が2グループ)
・参加費 無料
・申込方法 官製往復ハガキに、2人1組で参加希望者(2人とも)の住所・氏名・年齢・電話番号を明記して下記まで応募。当選後、申込者の変更はできない。応募者多数の場合は抽選。
・申込先 〒650-0042 神戸市中央区波止場町2−2
神戸港振興協会内 関西クルーズ振興協議会
「ふじ丸船内見学会」係
・締切り 2月28日(必着)
・応募者全員に返信用ハガキで当落を通知する。
問い合わせ先は、神戸港振興協会(電話078-391-6751)。
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■■■■■■■好評連載/週刊クルーズメール・エッセイVol.44■■■■■■■
◆ブエノスアイレス国際空港の国際線待合室の壁面に、大きく世界地図のレリーフがレイアウトされている。決してデフォルメされている訳ではないが、アルゼンチンの下に南極半島が、まるで自分の領土でもあるかのようにでっかく描かれている。その南極半島周辺を巡る、クリスタル・シンフォニーのクルーズを取材してきた。
◆空港待合室の地図で、日本と言えば、片隅に小さく、それも北海道はカムチャッカ半島に隣接し、北方領土を被うように描かれ、そして九州と四国はひとつの島だった。日本に対する認識とはそんなものなのかも知れない。
◆帰りはニューヨーク経由。数日前の大雪とオレンジカラーにまで高められたテロへの厳戒態勢の中でのJFK空港、相当な覚悟をして到着した。ところが何のことはない。セキュリティチェックは、トランクと機内持ち込みの手荷物を、機械に通しておしまい。飛行機のリコンファームの際、「3時間前に来い」と言われ、急いで乗り換えてやって来たのに、そのうちの2時間以上は、待合室での居眠りに費やした。
◆ブエノスアイレスでは、形式的ながら4〜5回に渡るセキュリティチェックを受け、靴まで脱がされた。アメリカ政府からの通達でもあったのか、そのチェックは厳重。なのに、ニューヨークでは……。幾度も出されるテロへの警戒警報は、まるで「狼少年」のそれでしかないようでさえある。
◆この国の人々の中には、歩行さえ危ぶむような巨大な体をした人も多く、そうした人が担当するセキュリティチェックの光景は、なんとも「のんびり」という表現以外に考えつかないものだった。
◆「地の果て」南米の南端ウシュワイアから、ブエノスアイレス、ニューヨークを経由しての帰国は、飛行時間だけで27時間。日本でのニュースは、当たり前のことながら、2週間前とトーンは変わらず、相変わらずの金融危機。不況風が吹き荒れる。
◆北からの強風が吹いた南極。テロへの備えに追われる大雪のニューヨーク。それよりも東京は暗く重い雰囲気がたれ込めている。東京はどこよりも寒い。(若勢)
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