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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊) 
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.188 3月11日(火)発行
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=目次=
[NEWS]
★北米のクルーズ人口、前年比15%増と好調
CLIA、2003年は全世界で960万人と予測
★ぱしびいもアフリカ迂回など2つの代替案
★チャイナエクスプレスライン
神戸・天津記念事業に協賛、絵画34点運ぶ
★クルーズバケーション、大阪に事務所開設へ
★神戸監理部、淡路開発事業団の申請認可
★郵船トラベルクルーズセンター横浜デスク 事務所移転
[PHOTO GALLERY]
=プレゼントのお知らせ=
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
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[NEWS]

★北米のクルーズ人口、前年比15%増と好調
CLIA、2003年は全世界で960万人と予測

北米のクルーズ会社25社が加盟する団体、クルーズ・ラインズ・インターナショナル・アソシエーションズ(CLIA)のボブ・シャラク・エクゼクティブ・ディレクターは、4日に行われた「クルーズシッピング・コンベンション」のセッションで2002年を振り返り、「アフガニスタンの攻撃やイラク戦争への懸念、ウイルス問題などネガティブな要因が多かったが、結果的に15%もクルーズ人口が伸びた好調な年となった」などと総括した。
さらに、同氏は「テロ事件以降のマーケットは不安定な状況にあり、すぐに回復するものではないだろう。しかしフレキシブルな対応、革新的な取り組み、マーケティング調査が奏功した。クルーズ人口は全レジャー産業のわずか3%に過ぎないが、これはまだ十分に成長する余地があるということでもある」とし、「2003年は100万人増を見込み、北米で830万人、世界全体で960万人がクルーズに参加するだろうと」と見通しを語った。

2002年のマイナス要因としてシャラク氏は@アフガニスタン攻撃とイラク戦争など不安定な世界情勢A世界的な経済不況と失業者数の増加B航空会社の便数カットや倒産による旅行者への心理的影響Bコスト削減のため航空会社が航空券販売の旅行代理店に対するコミッションをなくすなどの策により、クルーズを販売している旅行代理店の数も減少Cノーウォーク類ウイルスという胃腸病を引きおこすウイルスの感染がメディアに大きく取り上げられたことによるイメージダウン――などを挙げた。
とりわけウイルスについては、学校やホテル、病院などでの感染でもよく知られる一般的なものであり、CLIA加盟の船では3%の乗客が感染したにとどまっているが、ある全国ネットのテレビ番組で「バイオテロリズムの攻撃」と報道するなど誤った方向で情報が流れたことに不満を表明した。

しかし、こうしたマイナス要因にもかかわらず、2002年の北米のクルーズ人口は760万人(うちCLIAメンバー750万人)に達し、過去最高の数字を打ち立てた。世界的にはCLIAメンバーの客船に乗船した乗客は866万人となり、前年(2001年)に比べ、15.5%の伸びを記録した。平均稼働率も97%と高水準を維持した。

この成長の背景についてCLIAは@9.11のテロ直後からクルーズ会社は「レベル3」にセキュリティー・レベルを上げて乗員・乗客の安全を確保すると共に、CLIAとインターナショナル・カウンシル・オブ・クルーズ・ラインズ(ICCL)がメディアや旅行代理店、消費者とコミュニケーションを取りながら、安全性を強調したA北米人が飛行機ではなく車で港まで行けるような“ホームポート”プランを迅速に実施、ドライブ&クルーズを広めた。これが、新しい顧客とリピーターの獲得、新しいマーケットの開拓に寄与したB広報活動や旅行代理店との広告によるプロモーションなどを行い、クルーズの旅が人々の心から離れないように配慮したCクルーズ料金の値下げによる集客Dダイニング、エンターテインメント、イベントなどで常に新しいグレード・アップしたものを取り入れ、環境や安全などの面も含めて技術や船内施設の向上に努めたD旅行代理店をサポートし、その多くがより効率的なクルーズ販売に成功した――ことなどを挙げた。

旅行代理店との関係についてシャラク氏は、「航空会社では代理店による航空券の販売を減らしているが、クルーズでは旅行代理店による販売を促進しており、90%以上のクルーズの販売は代理店によるもの」と指摘した。CLIAでは1万7000社のエージェントに対し、クルーズ販売の教育をインターネットで実施しており、最近の動向、ニュースなどをEメールで発信すると共に、セールス&マーケティングの方法についても情報提供している。

また、CLIAは2002年9月、NFOプロッグ・リサーチ社にクルーズ産業の消費者マーケットの調査を依頼。その結果、「潜在需要はキャパシティーを超えるものであり、今後もクルーズ産業の成長を見込めるもの」(シャラク氏)との報告も行った。それによると@アメリカ人の45%は年収4万ドルの25歳以上で、バケーションで50マイル(80キロ)以上旅行する。クルーズのマーケットに向いた客層であるAあくまでも推定だが、今後3年間で少なくとも2700万人がクルーズに参加するだろうBクルーズ未経験者(旅行には行くがクルーズは未経験)のうち21%は、今後3年間でクルーズしてみたいと思っており、2200万人が新たなターゲットとなる――と分析している。

CLIAメンバーは2003年、14隻の新造船を就航させた結果、現在全25社で客船160隻を運航、世界中の1800以上の港に寄港するクルーズを展開している。

★ぱしびいもアフリカ迂回など2つの代替案

日本クルーズ客船は緊迫するイラク情勢に対応し、3月21日横浜から出航する100日間世界一周クルーズについて2つの代替案を作成した。情勢の変化によって中東地域への寄港が難しくなった場合に備えたもので、スエズ運河を通過して地中海の各地をめぐるコースと、ケープタウンに寄港しアフリカへ迂回するコースを計画している。状況次第でこれらのコースに変更が加えられる可能性もあるという。

オリジナルのスケジュールでは横浜、神戸、マニラ、シンガポール、コロンボと立ち寄った後、サラーラ(オマーン)、サファガ(エジプト)、スエズ運河(同)、アレキサンドリア(同)、クサダシ(トルコ)、イスタンブール(同)、オデッサ(ウクライナ)、ヤルタ(同)、ピレウス(ギリシャ)、サントリーニ(同)、ベニス(イタリア)、チビタベキア(同)へ寄港。その後、マルセイユ(フランス)、カサブランカ(モロッコ)、リスボン(ポルトガル)を経由して大西洋を横断。カリブ海、アラスカなどを経て日本へ戻る(3月1日現在変更なし)。

2つのコースはサラーラ以降を変更したもので、コロンボを起点にスエズ運河は航行できるが、その周辺地域への寄港は安全でない代替案Aと、紅海・スエズ運河の航行が危険と判断した場合の代替案Bを用意している。

代替案Aは4月9日〜24日(28日間)までのサラーラ/ヤルタ間、代替案Bは4月9日〜5月4日(35日間)までのサラーラ/チビタベキア間の寄港を中止する内容。変更区間の寄港地は、以下のとおり。

<代替案A>
コロンボ(スリランカ)/マーレ(モルジブ)/スエズ運河/ピレウス/クレタ島(ギリシャ)/サントリーニ島/ミコノス島(ギリシャ)/ピレウス/ドブロブニク(クロアチ)/ベニス/チュニス(チュニジア)/パレルモ(イタリア)/ナポリ(同)/チビタベキア(以後オリジナル・コースどおり)
<代替案B>
コロンボ/ポートルイス(モーリシャス)/ダーバン(南アフリカ)/ケープタウン(同)/セントヘレナ島(英国領)/カサブランカ(モロッコ)/マルセイユ(フランス)/リスボン(以後オリジナル・コースどおり)

★チャイナエクスプレスライン
神戸・天津記念事業に協賛、絵画34点運ぶ

 チャイナエクスプレスライン(略CEL、市川一泰社長)は、神戸市・天津市友好提携30周年記念事業として開催される中国画伯・陳軍氏の個展「陳軍的世界」に協賛する。陳軍画伯の絵画34点をこのほど輸送した。
 神戸市と天津市は、友好提携し今年で30周年を迎える。CELが神戸/天津間で定期運航しているフェリー“燕京”は、両市の提携15周年を記念して建造が計画されたもので、今年で就航13年目となる。両市は提携30周年記念事業として、天津在住の陳軍画伯を招き個展を開催することになった。主催は神戸日中友好協会。3月13日〜18日、JR神戸駅前地下・デュオぎゃらりーで開く。
 CELは、出展用の絵画34点を“燕京”で運んだ。絵画は大きいもので200×110cm、小さいもので90×60cmとさまざま。今週12日神戸着の便には、陳軍画伯が残りの4点とともに同船で来日する。

★クルーズバケーション、大阪に事務所開設へ

 クルーズバケーションは4月にも大阪に事務所を開設する予定だ。7日、神戸港に寄港したセブンシーズ・マリナー船上で開かれた旅行代理店向け見学会で、木島榮子社長が明らかにした。日程、事務所の場所など固まっていないが、細長保宏マネージャーが赴任する予定。

クルーズ船社の日本総代理店(GSA)で関西に事務所を構えているのは、ホーランド・アメリカ・ラインのGSA、バケーション・ワールドがある。また、4月ゆたか倶楽部が神戸から大阪に移転、5月にはミカミトラベル・エス・エイが事務所開設の予定と、大阪での事務所開設が増えている。

 見学会に先立ち、クルーズバケーションから商品説明が行われた。まず、木島社長はあいさつで「関西のクルーズの熱意は、関東より高いと思う。来年は、セブンシーズ・ボイジャーがワールド・クルーズで日本寄港の予定だ。関西にも拠点を持っていないといけないと思った」と、事務所開設の背景を説明した。
 次に児島得正マネージャーは、「ラディソン・セブンシーズ・クルーズは、運航している船がどれもラグジュアリー・シップで格付けが最高になっている。料金も高いが、日本人で50泊以上の乗客が数人いて、リピート率も高い」など、日本人にも人気があることを紹介した。

 来年、セブンシーズ・ボイジャー(4月就航予定)が1月10日のロサンゼルスを皮切りに、ワールド・クルーズに出航する。区間クルーズは、第1区間がロサンゼルス/シドニー(1月10日〜2月2日、24日間)、第2区間シドニー/パース(2月2日〜2月22日、21日間)、第3区間フリーマントル/香港(2月22日〜3月11日、19日間)、第4区間香港/東京(3月11日〜3月29日、19日間)、第5区間東京/ロサンゼルス(3月29日〜4月13日、16日間)。日本には3月25日広島、同26〜27日神戸、28〜29日東京に寄港予定。

★神戸監理部、淡路開発事業団の申請認可

 神戸運輸監理部は7日付けで、淡路開発事業団から申請された一般旅客定期航路事業の事業計画変更認可を認可した。同事業団は高速船の津名寄港の取りやめを申請していた。
 淡路開発事業団は「洲本パールライン」として、関西国際空港と淡路島の洲本と津名を結ぶ航路で、高速船を運航している。1日往復7便を運航し、うち1便が津名に寄港していた。津名寄港を取りやめることで、4月1日から洲本/関空間を1日8便に増便して運航する。

★郵船トラベルクルーズセンター横浜デスク 事務所移転

郵船トラベルクルーズセンターの横浜デスクが移転、17日より営業を開始する。日本郵船歴史資料館が今春、郵船ビルに移転するのに伴うもの。
・新事務所 横浜市中区海岸通3−9 郵船ビル1階 TEL 045-640-6560

[PHOTO GALLERY]
11日14時、母港・横浜港 大さん橋国際客船ターミナルから103日間、8回目の世界一周クルーズに向けて出航する飛鳥。総乗客数345名(区間乗船含む)、うち横浜からの乗客数176名。

http://www.cruise-mag.com/photo/030311-1.html
http://www.cruise-mag.com/photo/030311-2.html
http://www.cruise-mag.com/photo/030311-3.html

14時ちょうどの出港。汽笛の音が鳴る中、操舵室から野崎利夫船長が、この3月に船長を引退したばかりの幡野保裕船長をねぎらい「みなさま、幡野船長、行ってまいります」と挨拶。ターミナルに集まった人たちから、より大きな歓声が湧いた。

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飛鳥が8度目の世界一周クルーズへと旅立ちました。横浜港大さん橋客船ターミナルは、強い強い風が吹いていましたが、その分雲がとれて、快晴。新港ふ頭時代は、デッキを見上げ、一生懸命紙テープを空に向かって、デッキに届けとばかりに投げていたことを思い出します。今度の大さん橋は屋上が広場になっているので、晴海ふ頭のように、デッキとほぼ目線が同じで、デッキが近く見えます。でもやはり紙テープは簡単には届かず、風をはらんで束になり、桜吹雪よりも一足先に、港の景色を七色に染めていました。この時期、目に映るカラフルな景色をすべて、春の訪れのように感じてしまうのです。(N)
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