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4月28日(月)発売
クルーズ6月臨時増刊
――作家・米山公啓が丸ごとプロデュース第2弾――
『にっぽんの船旅』〜読むクルーズ&フェリーズ第2巻
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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊)
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.197 4月15日(火)発行
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editorial@cruise-mag.com
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=目次=
【TOPIC――進水式】
★三菱、新“ダイヤモンド・プリンセス”進水
★三菱の取り組みを高く評価/ラトクリフ氏、本紙記者と単独会見
【SARS関連記事】
★スターSARS感染疑いの乗員、1人は気管支炎
/ヴァーゴ・レオ、5月と7月までそれぞれ運休
★クリスタル・ハーモニー、SARSで日本寄港もキャンセル
★JTB、福岡のチャーター・クルーズ中止
★豪州検疫検査局、SARS検査厳しく
【NEWS】
★大阪港にサファイア・プリンセスの寄港決まる
★神戸市、今夏に神戸海洋博物館を閉館へ
【人事異動】
【海事プレスからのお知らせ】
=プレゼントのお知らせ=
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
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【TOPIC――進水式】
★三菱、新“ダイヤモンド・プリンセス”進水
ラトクリフ氏が支綱切断、夏に試運転実施
三菱重工長崎造船所は12日、P&Oプリンセス・クルーズ(POP)向けに建造中の11万3000総トン型客船ダイヤモンド・プリンセス(2181番船)を進水した。同船は昨年10月1日に火災事故を起こした2180番船の船名を引き継いだ新造船。
POPは16日の総会でカーニバル・コーポレーションとの合併が正式決定される予定で、POP単独としては同船が最後の進水式となった。支綱切断はPOPのピーター・ラトクリフ最高経営責任者(CEO)が行った。
本誌記者と会見した愛川展功所長は「今回の進水は一つのマイルストーンと思っている。これだけの大型客船2隻をほぼ同時に建造するというケースは世界的にもあまりないわけで、安全・防災対策を徹底し、2隻とも納期どおり引き渡すことが信頼回復の唯一の手立て」と語った。
ラトクリフ氏は遊覧船による見学会の席上、「すばらしいエンジニアリングの賜物であり、とても美しい船だ、昨年10月の一件以降、われわれ皆が大変な努力をして今日を迎えた。こうして予定どおり進水式を迎えられたことをとても誇りに思う」とあいさつ、三菱との信頼関係を強調した。
三菱長崎では事故後、船主はじめ消防署、海上保安庁など関係部署から防火対策について指導を仰ぐ一方、英国から船舶火災、防火の専門家を呼び対策を練り直し、スプリンクラーや火災警報装置、直接外部に通報できる電話などを船内に設置、万全の態勢で建造に取り組んでいる。現在、約2,200人の作業員が2隻の船に投入されており、仕事量はこれからピークを迎えるという。
ダイヤモンド・プリンセスは夏に第1回の海上試運転を実施、来年2月末引き渡し予定。並行して香焼工場で建造中のサファイア・プリンセス(2180番船)は、全体の約8割のブロック搭載を完了。来月中旬にいったんドックから引き出すが、ぎ装工事のため修繕ドックに入渠する予定。サファイアの海上試運転は今秋、引き渡しは来年5月末を予定している。
2隻の主要目は以下のとおり。
▽113,000総トン、全長290.0(垂線間長246.0)×幅37.5×深さ41.3×喫水8.05メートル、航海速力22.1ノット、総乗客定員3,100人、客室1,337、総乗組員1,238人、乗組員キャビン650室、ディーゼル発電機9,450キロワット×2基、8,400キロワット×2基、ガス・タービン発電機25,000キロワット×1基、推進用モーター21,000キロワット×2基、ロイド船級協会
写真:支綱切断を行うPOPのピーター・ラトクリフCEO
http://www.cruise-mag.com/photo/030414-1.html
写真:進水するダイヤモンド・プリンセス
http://www.cruise-mag.com/photo/030414-2.html
(写真は15日正午からご覧いただけます)
★三菱の取り組みを高く評価
ラトクリフ氏、本紙記者と単独会見
三菱重工長崎造船所の“ダイヤモンド・プリンセス”進水式に出席したP&Oプリンセスのピーター・ラトクリフCEOは12日本紙記者と会見し、建造中の11万3,000トン型客船などについて語った。
2隻の建造現場を視察した同氏は「ダイヤモンド・プリンセスは現在とても良いコンディションにある。工事を本格的に再開してからのこの3カ月で、船を進水させたことに三菱は大変な努力を要したと思う。サファイア・プリンセスに関しては、これほどのことを短期間で仕上げられたことに驚き、感銘を受けた。2004年夏のシーズンにサファイアとダイヤモンドの2隻がそろうことを楽しみにしている」と三菱の取り組みを最大限に評価した。
同氏は「昨年秋、火災の一報をロンドンで受けたとき、大火災だと知って、最初に負傷者がいないかと心配だった。とても危険になりうる状況だった。火災がさらに広がることで引き渡しが延期されるのではないか、あるいは全損するのではないかという心配がよぎった」と事故当時の胸中を語った。
さらに、ラトクリフ氏は「事故後、三菱の対応はとても早かった。難波氏(当時副社長)と愛川長崎造船所長が私のオフィスを2度訪れ、会社を代表して陳謝するとともに、火災によるダメージを修復すると申し出た。また今後取り付け予定の火災予防装置についても説明を受けた。そういった中で、私たちは三菱がダイヤモンド・プリンセスを再建し、2番船に関してもそのまま建造が可能だと判断し、工事再開に合意した。すばやい決断ができたことをうれしく思っている」と述べるなど三菱との信頼関係が揺らいでいないことを印象づけた。
また、同氏は「サファイア・プリンセスは2005年3月長崎に入港する。その他、ロイヤル・プリンセスが2004年10月、パシフィック・プリンセスが2004年6月、7月に長崎に来航する。パシフィックは3回、ロイヤルは2回、それぞれ寄港する予定」であることを明らかにした。
立神工場の向島岸壁に横付けされたダイヤモンド・プリンセスはイルミネーションも再開した。10月には109,000総トンのスター・プリンセスが長崎に寄港する予定で、造船の町・長崎はしばらくプリンセスの客船で活気づきそうだ。
【SARS関連記事】
★スターSARS感染疑いの乗員、1人は気管支炎
ヴァーゴ・レオ、5月と7月までそれぞれ運休
香港・シンガポールを中心にクルーズ客船を運航するスタークルーズ(本社=マレーシア)は14日、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染の疑いで下船し、それぞれマレーシアとシンガポールの病院に収容されたスーパースター・ヴァーゴのインド人乗員2人が回復し、退院したと発表した。そのうちの1人は、最終的に気管支炎だったと診断されたという。
同社では、同乗員2人と船上でコンタクトのあった乗員13人を隔離するなどの措置をとり、その後もマレーシア・シンガポールの厚生省、港湾局、港の健康保険オフィスなどと協力体制を組みながら、SARS問題に対応しているとしている。
乗員にSARS感染の疑いが発覚した後、スタークルーズは13日からのヴァーゴによる2航海のキャンセルを発表したが、14日、ヴァーゴに関しては今月から来月まで、スーパースター・レオは今月から7月までそれぞれ運休すると発表した。同社は、2隻の新しいコースについて検討中で、今週中に発表するとしている。キャンセルの理由としては、現状の深刻さと相次ぐキャンセルが、シンガポールや香港での同社のオペレーションに影響を与えていることを挙げた上で、「慎重かつ厳重な策をとった」としている。
★クリスタル・ハーモニー、SARSで日本寄港もキャンセル
クリスタル・クルーズのクリスタル・ハーモニーは、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)に関し10日付けで米国国務省が発表した中国への渡航延期令を受けて、4月27日〜5月9日の横浜発着アジアクルーズ、5月9日横浜発〜5月23日バンクーバー着太平洋横断クルーズの2航海のキャンセルを発表した。
同船は既報(No.196)のとおり、4月15日からの沖縄・台湾・上海などをめぐる予定だったアジアクルーズをキャンセルしており、その後出港日は未定とされているが、横浜から米西海岸に向けて回航する。今月30日にロサンゼルス到着後は、5月23日までの代替クルーズとして、メキシカン・リビエラクルーズを検討している。スケジュール・料金は後日発表の予定。
また5月23日から開始するバンクーバー発着アラスカクルーズは、スケジュールどおり行われる。
★JTB、福岡のチャーター・クルーズ中止
SARS、スタークルーズの再上陸阻む
ジェイティービーは8月に実施を計画していたスーパースター・カプリコーン(スタークルーズ運航、28,388トン、乗客定員701人)による福岡/上海/釜山クルーズを、先週末までにキャンセルした。
重症急性呼吸器症候群(SARS)の広がりを懸念したもので、「実施時期にどのような状況になっているかはわからないが、集客のタイミングやイメージがあまりに悪い」(関係者)との判断から、当面見送ることになった。ただ、3都市を核にした経済・文化交流の一環として立案されたこのプロジェクトは、実現に向けて引き続き検討が続けられる。
ジェイティービーは8月29日に福岡・博多を出航、上海、釜山に寄港し、9月4日福岡に帰港するクルーズを計画していた。
★豪州検疫検査局、SARS検査厳しく
海外の報道によると、オーストラリア検疫検査局(AQIS)は船舶の乗組員と乗客に対し、感染による肺炎に似た兆候があるかどうか厳しく検査していくことになった。オーストラリア政府が、隔離対象の病気のリストに新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)を付け加えたことに伴う措置。
AQISは、船長に対し、入港前の12〜48時間に疑わしき呼吸器の病気があるかどうか報告することを求めている。また、着岸前に乗組員と乗客の健康を個別にチェックすることを要求している。しかし、SARSの被害が出た地域からオーストラリア主要港への渡航での感染は、航空機での渡航よりも感染の危険度は低いと見ている。もしSARSの疑いがあっても、当事者を隔離するが他の乗組員の上陸は許可するとしている。また、ブリスベーンに寄港したレジデンシー社のザ・ワールドはこの要求を満たしていた、としている。(海事プレス)
【NEWS】
★大阪港にサファイア・プリンセスの寄港決まる
パシフィック、セブンシーズ・マリナーなど続々
客船の来航がラッシュする大阪港に、来年以降も外国客船が続々来航する。三菱重工長崎造船所で2005年竣工するP&Oプリンセス・クルーズのサファイア・プリンセス(11万3,000総トン)が同年4月23日(土)に寄港することが決まった。
三菱・長崎で建造する大型客船の第1船ダイヤモンド・プリンセスは竣工後、日本に寄港せず太平洋を横断し、米国のクルーズに就航する予定。しかし第2船サファイア・プリンセスは日本の港に寄港した後に、海外向け出航するようだ。同船は長崎、横浜への寄港も計画しているようだ。大阪港には昨年2月、日本寄港の客船では最大となるスター・プリンセス(10万9,000総トン)が初寄港し、今年10月10日にも再来航する。サファイア・プリンセスの各港への寄港は、いずれも過去最大船型となる。
また、大阪港には2004年、客船が数多く寄港を予定。倒産したルネッサンス・クルーズのR3を改造したパシフィック・プリンセス(3万277総トン)が6月と7月、セブンシーズ・マリナー(5万総トン)は9月と10月に寄港するなど、港は賑わいを見せそうだ。
[2004年]
・マキシム・ゴーリキー=2月29日午前8時入港、3月2日午後5時出港。
・ドイチュランド=未定
・クリスタル・ハーモニー=5月12日午後6時入港、同13日午後6時出港
・パシフィック・プリンセス=6月11日午前7時入港、同午後11時59分出港
・パシフィック・プリンセス=7月25日午前7時入港、同午後11時59分出港
・セブンシーズ・マリナー=9月21日午後4時入港、同22日午後3時出港
・セブンシーズ・マリナー=10月16日午後2時入港、同17日午後12時出港
[2005年]
・サファイア・プリンセス=4月23日午前7時入港、同午後11時59分出港
★神戸市、今夏に神戸海洋博物館を閉館へ
運営赤字で決断、民間への売却・賃貸模索
ブライダル産業など候補、集客増目指す
神戸市は、第1回海フェスタ行事が終了する今夏に、神戸港メリケンパーク内にある神戸海洋博物館を閉館する方針を固めた。閉館後、施設を民間企業に売却、もしくは賃貸する考えで、現在、ブライダル産業などの進出が候補に上がっている。同館は毎年、相当額の運営赤字を出しており、昨年2月に財政再生緊急宣言を出した市としては、「新たな集客機能を持った施設に生まれ変われば、神戸の街にとっても港にとってもプラス効果が大きい」と判断したようだ。同館は、全国の港湾管理者が建設する海洋博物館ブールの切っ掛けをつくった。
神戸海洋博物館は1987年(昭和62年)4月、神戸開港120年を記念し、メリケンパーク(全体面積15.6ha)とともに神戸市が整備した施設。“海・船・港”をテーマに、広く市民に海洋について親しみ、理解を深めてもらおうというのが目的だった。海洋開発、神戸港の歴史、船の科学など7つのゾーンに分かれている。
また、施設は帆船をイメージした白い概観(パイプ構造)で、隣接する神戸ポートタワーとともに神戸港の象徴的存在となっている。現在、神戸港振興協会が運営している。
今回、神戸市が閉館を決断した背景には、財政再生への取り組みがある。市は、2001年11月の矢田立郎市長就任後、市が関係する赤字事業の見直しを積極的に進めている。海事関係では昨年2月、市の第3セクター「海上アクセス」が運航していた神戸港/関西国際空港間の高速旅客船航路を廃止した。
市は、民間企業のノウハウを活用することで、施設が「街や港の活性化につながる」と判断したようで、民間企業の進出が決まれば、特にメリケンパーク一体の活性化が期待される。閉館後施設は取り壊さず、活用目的にそって内装を全面改装するなど、リニューアル・オープンする形が最も有力視されている。10日には、地元で有名なレストラン「コム・シノワ」が同館内にオープンするが、仮に全面改装があっても、レストランは改装後運営を続けるもようだ。
同館は、全国の海洋博物館ブームの先駆けをつくった施設。最近では、2000年7月に大阪港に「なにわの海の時空館」がオープン。また、目的がやや多機能化しているが、「門司港拠点文化施設」(海峡ドラマシップ)が今月26日にオープンする予定。(海事プレス)
【人事異動】
(4月1日)
▼エヌ・シー・ストルト輸送サービス社長 松木正(上海フェリー営業部船客部長)
【海事プレスからのお知らせ】
今ご予約された方には、もれなく米山さんのサイン入り『にっぽんの船旅』をお届けします!
〜〜4月28日(月)発売〜〜
クルーズ03年6月臨時増刊
作家・米山公啓が丸ごとプロデュース
『にっぽんの船旅』――読むクルーズ&フェリーズ 第2巻
屋形船からクルーズ客船までにっぽんの船 150隻が大集合!
2001年・夏に発行の「読むクルーズ」に引き続き、医師・作家の米山公啓氏が再び責任編集となって、日本の津々浦々を、四季折々に、船で旅した「にっぽんの船旅」がいよいよ発行。屋形船から渡船、フェリー、ジェットフォイルにレストラン船、そして客船……好奇心いっぱいの乗船レポート17本に加え、船の種類もエリアもさまざまに、登場する船の数・150隻。日本の自然と海、そして人の温かさに包まれながら、船の玉手箱のような、1冊ができあがりました。漫画家の藤子不二雄Aさん、ヴァイオリニストの川井郁子さんとの船対談や、モニターとしてクルーズ客船に乗船できる!プレゼントコーナーも見逃せません! この春〜夏、ディスカバー・ジャパン、お楽しみ・にっぽん、船で味わってみませんか。
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飛鳥/にっぽん丸/ぱしふぃっく びいなす/いしかり/きそ/ゆうかり/オレンジ8/フェニックスエキスプレス
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・日本の港から、海外へ! パンスターフェリー
・ジェットフォイルで島へ セブンアイランド夢
・日本の四季は船で楽しむ お花見ボート/納涼船/屋形船/砕氷船
・全国のレストラン船アラカルト
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●判型:A4判 120ページ 送料150円 ●定価:880円(税込)
発売日4月27日(日)までにご予約された方には、もれなく米山さんのサイン入り雑誌をお届けします。今すぐご予約を!
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三菱長崎で建造中の新ダイヤモンド・プリンセスは予定どおり進水し、関係者もほっとひと息ついていることだと思います。もっとも、ここまでは半年前に到達していた折返し地点。2隻並行建造の試練はこれからでしょう。立派な船の完成と三菱の威信回復を祈るばかりです。地元の商工会議所では予想以上に早い工事再開のおかげで、地域経済への影響も最小限にとどまった、と船主と三菱の対応に感謝の意をあらわしていました。船のイルミネーションも再び始まりました。10月にはスター・プリンセスが長崎に入港します。そのころにはサファイア・プリンセスの姿も目にできるでしょう。長崎港を舞台にした超大型客船の競演が今から楽しみです。(U)
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