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メール・ニュース「CruiseMail〜クルーズメール〜」
毎週火・金曜日発行(休日休刊)
発行:海事プレス社クルーズ編集部
No.213 6月17日(火)発行
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=目次=
【NEWS】
★世界最大の16万総トン客船
ロイヤル・カリビアン/クバナー、建造に合意
★飛鳥、2005年世界一周クルーズ発表 初の北極圏クルーズへ
★世界一周航海中のにっぽん丸、メキシコ観光省から表彰
★飛鳥、南西諸島・台湾クルーズで台湾寄港取り止め
★ピースボート「トパーズ」、晴海で船内見学会開催
★大阪港の海洋博物館で「漂流展」開催
★ WHO、台湾への渡航延期勧告解除
【日本郵船、人事異動】
【ON AIR】
★にっぽん丸の船旅、CS番組に登場
■雑誌「クルーズ」編集部便り■
=プレゼントのお知らせ=
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【NEWS】
★世界最大の16万総トン客船
ロイヤル・カリビアン/クバナー、建造に合意
1隻+1隻、ユーロレート待って年内に正式決定
ロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッド(RCCL、本社=マイアミ)とフィンランドのクバナー・マサヤーズは16日、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル向け16万トン級“ウルトラ・ボイジャークラス”客船2隻(うちオプション1隻)の建造に合意したと発表した。第1船は2006年、オプションの1隻は2007年または2008年に引き渡し予定。“ウルトラ・ボイジャークラス”客船は、フランスのアトランティック造船所で建造中のキュナード・ライン向け15万トン客船クイーンメリー2を超える世界最大の客船。
今回の建造合意はユーロの対ドルレートの改善を待って年内に正式決定する予定だ。
RCCLとクバナー・マサヤーズが建造合意した“ウルトラ・ボイジャークラス”は、16万総トンを若干下回る大きさで、2人1室利用ベースの乗客定員は3,600人、現在の世界最大であるRCCLのボイジャークラス(14万2,000総トン)を約500人上回る。クバナーは現在、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル向け14万総トン型客船マリナー・オブ・ザ・シーズを建造中で、今年10月に引き渡す予定。RCCLはこのほか9万総トンクラスのセレナーデ・オブ・ザ・シーズとジュエル・オブ・ザ・シーズをドイツのメイヤー・ベルフト造船所で建造しており、今年8月、2004年6月に就航予定。
今回の建造合意が正式決定されるのは今年8月末または12月末までで、そのカギを握っているのはユーロの対ドルレート。ユーロ高が続き、欧州造船所への新造船発注が止まっている状況なだけに、マサヤーズは正式決定に至ることを強く希望している。
一方、クルーズ業界では、4月中旬に業界第1位のカーニバル・コーポレーションと第3位のP&Oプリンセス・クルーズ(POP)の合併が正式決定し、クルーズ客船67隻を保有する巨大コーポレーションが誕生している。当初POPとの合併を持ちかけていた業界第2位のRCCLは、厳しい展開を強いられていた。またカーニバル傘下のキュナード・ラインが現在、RCCLのボイジャークラスを1万総トン上回る15万総トンの客船を建造しており、就航すればRCCLが3年半守り続けてきた「世界最大の客船」の称号を奪われることになる。
RCCLの今回の建造合意は、世界最大の客船の称号奪還とともに、RCCLがカーニバルグループに対し宣戦布告したともとれる。客船のキャパシティーの飽和状態がささやかれ、業界トップで13のブランドを傘下に収めるカーニバル・コーポレーションが「現在の需要に対する(当社の)キャパシティーは十分であり、発注は過去に比べてスローペースになるだろう」と話す状況の中、3,600人乗り客船2隻を発注するRCCLへの注目は高まる。
★飛鳥、2005年世界一周クルーズ発表
初の北極圏クルーズへ
郵船クルーズは16日、飛鳥の2005年世界一周クルーズのスケジュールを発表した。第10回となる2005年の世界一周では、これまでの世界一周クルーズで人気の高かった寄港地をピックアップし、日本船として初めて北極圏を航海する。
2005年4月6日〜7月15日の100日間の行程で、22カ国32港をめぐる。初寄港地はモンテカルロ、コートダジュールのビルフランス、ロンドンの外港ドーバー、ノールカップへの起点の村ホニングスヴォーグ、アイスランドのレイキャビク、メキシコ・ユカタン半島の港プログレッソの6港。見どころはヨーロッパ最南端の岬ノールカップ、三大運河の通航、ノルウェーのゲイランゲル・フィヨルド・クルーズ、古代遺跡めぐりやユーロス
ターを使った欧州でのランドツアーなど盛りだくさん。また9つの港でオーバーナイトの停泊をし、よりじっくり各寄港地を楽しめるようになっている。
問い合わせは郵船クルーズ(電話:東京03-3284-6001/大阪06-6538-6250)。
▼飛鳥 2005年世界一周クルーズ
・スケジュール (22カ国32港) 横浜発着/神戸発着 100日間
4/6 横浜
4/7 神戸
4/14 シンガポール
4/20 ムンバイ
4/23 サラーラ
4/28 シャルムエルシェイク
4/29 スエズ運河
4/30・5/1 アレキサンドリア
5/3・4・5 イスタンブール
5/6 ピレウス
5/7 サントリーニ
5/9 ナポリ
5/10・11 モンテカルロ ★
5/11 ビルフランス ★
5/12・13 バルセロナ
5/15・16 リスボン
5/19・20 ルアーブル
5/21・22 ドーバー ★
5/23 アムステルダム
5/24 キール運河
5/25 コペンハーゲン
5/27 ベルゲン
5/28 (ゲイランゲルフィヨルド゙通過)
5/30 ホニングスヴォーグ ★
5/30 (ノールカップ通過)
6/3 レイキャビク ★
6/10・11 ニューヨーク
6/14 フォートローダーデール
6/16 プログレッソ ★
6/18 グランドケイマン
6/20 パナマ運河
6/22 プンタレナス
6/29 サンフランシスコ
7/4・5 ホノルル
7/14 横浜
7/15 神戸
(★は初寄港地)
・クルーズ代金
早期申込代金:Jステート3,400,000円〜Sロイヤルスイート16,000,000円
(2004年10月3日までに申し込み)2人1室利用の1人の代金
※横浜発着/神戸発着は同一代金
★世界一周航海中のにっぽん丸、メキシコ観光省から表彰
世界一周クルーズ中の商船三井客船の客船にっぽん丸は現地時間6月14日午前8時(日本時間 同日午後10時)、メキシコのコスメルに入港し、コスメルが属するクィンタナロー州の観光省から日本人観光客誘致に貢献したとして感謝の意を込めた盾の贈呈を受けた。
にっぽん丸は、1995年のカリブ・アラスカクルーズ、2001年の世界一周クルーズで同港に寄港しており、今回が3回目。コスメル市長、コスメル島観光推進委員長なども列席し、白河船長がクィンタナロー州観光省セルヒオ・ゴンザレス・ルビエラ副局長から記念盾を受け取った。コスメルは西カリブ海クルーズ定番の寄港地で、メキシコのマヤ遺跡めぐりへの入り口となるリゾート地だが、日本人観光客や日本船の寄港は少なかったことから今回の表彰につながった。
同船は、15日早朝にコスメルを出港、17日にパナマ運河を通過して、23日午前8時にカリフォルニア半島の先端のカボ・サン・ルーカスに入港する予定。その後、サンディエゴ、バンクーバー、ジュノーを経由して7月14日に東京港に帰港する。
商船三井客船のホームページ上「東康生の世界一周航海記」で、入港記念セレモニーのもようを写真付きで紹介している。
http://www.mopas.co.jp/index.html
★飛鳥、南西諸島・台湾クルーズで台湾寄港取り止め
郵船クルーズは17日、飛鳥の11月20日から13日間の「南西諸島 台湾クルーズ」で台湾への寄港を取りやめ、同クルーズを国内のみの「南西諸島 悠々クルーズ」に変更することを決定した。これは新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)の影響を懸念したもの。
変更後のスケジュールでは、石垣島への入港を2日早めて2日間停泊し、同じく屋久島への入港も1日早め、屋久島寄港としては初の2日間停泊する。なお、この変更により当初予定していた国内乗船コース「沖縄・石垣島観光ツアー」(X・Yコース=ホテル宿泊つきプラン)は催行中止とする。
問い合わせは郵船クルーズ(電話:東京03-3284-6001/大阪06-6538-6250)。
▼南西諸島 悠々クルーズ
・11月20日〜12月2日(火) 横浜発着
11月20日(木) 横浜
11月21日(金) 清水
11月22日(土) 神戸
11月23日(日) 終日航海
11月24日(月) 沖永良部
11月25日(火) 本部/那覇
11月26日(水) 石垣島
11月27日(木) 石垣島
11月28日(金) 終日航海
11月29日(土) 屋久島
11月30日(日) 屋久島
12月1日(月) 神戸
12月2日(火) 横浜
★ピースボート「トパーズ」、晴海で船内見学会開催
ピースボートは13日、東京港晴海埠頭に停泊中のトパーズ号船上で、内覧会を実施した。翌日からの「第41回地球一周の船旅」を前に、出航準備が進められるトパーズ号には約1500人の見学者が訪れ、日本発着の船では最大の31,500総トンの船内を見学した。
同船は1956年に初就航したパナマ船籍のスチームシップで、ピースボートが今回の41回クルーズから3年のチャーター契約を結んだもの。船内は5月7日〜16日まで、ギリシャ・シロス島でドックに入り全面的に改装された。
インテリアは01年からピースボートが推進してきた“バリアフリーの先を行くサスティナブルデザイン”を取り入れたもので、料金体系のカテゴライズにとらわれず、ファミリー、女性客、ハンディキャップなど、乗船客のリクエストに合わせて選べる「マイキャビン」プランをはじめ、畳敷きでくつろげるパブリックスペース、地球環境にやさしいリサイクル、リユース(再生)品の多用など、ユニークな取り組みにあふれている。
ピースボート共同代表の中原大弐氏は「約1500人の見学者が訪れ、(14日出発の)41回クルーズにも830人が参加するということは、どの年代でも一生に一度は地球を一周したい、という人はまだまだたくさんいるのだ、と確信した。トパーズのチャーター期間である3年後を目指し、ピースボートらしい船を作り上げていきたい」と語った。
同船は14日正午に東京港、15日に神戸港を出港し、現在96日間で17港をめぐるクルーズに就航中。
写真 神戸港に入港したトパーズ(撮影:横山大輔さん)
http://www.cruise-mag.com/photo/030617-1.html
※「マイキャビン」など船内写真は、6月20日(金)付けのメールマガジンにて改めて紹介します。
★大阪港の海洋博物館で「漂流展」開催
大阪港の海洋博物館「なにわの海の時空館」は、夏季特別企画展「漂流展―海が与えたもう一つの人生」を開催する。期間は7月19日〜8月31日。
江戸時代、交通・物流にとって船は欠かせないものだったが、航海は順風満帆ではなく、嵐で漂流することもあった。夏季企画展では、漂流を単に悲惨な体験として捉えるのではなく、当時の船乗りたちの知恵と勇気、行動力に焦点を当て、彼らが使用していた海路図や船絵馬の実物資料、真水をつくる道具「蘭引(らんびき)」など歴史的な資料を展示する。このほか講演会も開催する。
▼「大坂人伝兵衛のロシアでの足跡」(仮)=大阪外国語大学・生田美智子教授、7月27日、定員80人(当日先着順)
▼「葦船の冒険」(仮)=葦船カムナ・プロジェクトの石川仁・代表、8月10日、定員50人(当日先着順)
問い合わせ先は、なにわの海の時空館(電話06-4703-2900)。
★WHO、台湾への渡航延期勧告解除
世界保健機関(WHO)は17日、台湾に対する渡航延期勧告を解除した。SARSの新規感染者数が7日連続で5人以下となったこと、また最もSARSの蔓延していた台北で15日以降、新規感染者がゼロになるなど、蔓延が抑制されてきていると判断された。
【日本郵船、人事異動】
6月9日付
▼客船事業グループ グループ長 兼 出向 客船事業グループ付CRYSTAL CRUISES INC.LA 五十嵐誠 (出向 客船事業グループ付CRYSTAL CRUISES INC.LA)
【ON AIR】
★にっぽん丸の船旅、CS番組に登場
商船三井客船のにっぽん丸でのクルーズを紹介する「初めてのクルーズ」がスカイパーフェクトTV!の「トラベラーズTV」で放映中だ。初回放送は今月2日で、以降毎日1回放映中。「クルーズって高いし、世界一周とか長期じゃないと無理なんじゃ……」といったクルーズに連想される一般的なイメージを覆す、気軽で手頃なショートクルーズを紹介する。OL二人が今年3月の「春の東京ワンナイトクルーズ」に乗船、楽しみのぎっしり詰まったにっぽん丸のクルーズをレポートする。
▼番組名:初めてのクルーズ
▼放送局:スカイパーフェクTV 275Ch 「トラベラーズTV」で6月30日まで1日1回放映中
▼詳細:トラベラーズTVホームページ http://www.travelers-tv.com/index.html
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●先週2日、台湾を出港したスタークルーズ(本社=マレーシア)の客船スーパースタージェミナイ(約1万9,000総トン)が那覇港に入港せず台湾に帰港した。入港を断念した背景に、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)の疑いがあったため、関係者間で混乱が起きた。
●2年前の米国同時多発テロ事件以降、米軍基地を抱える沖縄県は、国内からの旅行者が激減。海外からの観光を強化し、台湾からの旅行客を取り込んだ。スタークルーズも台湾から、石垣と那覇を寄港地とする沖縄クルーズを展開し、沖縄県にとってクルーズによる観光産業は大きなウェイトを占めていた。ところが、SARSがアジアで猛威を振るうと状況は一変。台湾で感染が拡大すると、石垣市は同社に寄港自粛を申し入れ、那覇市も寄港自粛を要請し、2日は今シーズン最後の那覇入港日だった。
●那覇検疫所によると、2日入港前、船舶代理店から、女性カジノ・ディーラー(26歳)が38.2度の熱を出し、船内の医務室にいると報告があった。所長と看護士が乗船し、船医から軽い呼吸困難と発熱があったことを聞いた。抗生物質の投与の効果もあったのか、午後9時の検温では37.02度に熱が下がっていた。診察後、ブリッジ内で、所長は「今すぐICU(集中強化治療室)に入れるほどの状況ではない。できれば台湾に戻り、治療を施してはどうか」と話すと、船医は同意し、船長も帰港はやむを得ないという認識に傾いて
いたという。だが船舶代理店は入港を主張し、船長は難しい判断を迫られた。結局、台風5号の接近により港外への避難勧告が出る可能性が出てきたため、船長は台風を理由に最終的に入港を断念し帰港した。
●しかし、船が帰港した後、代理店は「検疫所が入港を認めなかった。検疫済み証を発行しなかった」と発言。検疫所も急きょ記者会見を開き、「船側から要請はなかった」など反論。検疫所と代理店で言い分が食い違う混乱が陸上でも続いた。ブリッジで何が話されたのか。検疫所は「船医と船長と話したとき、SARSという言葉は出なかった」という。おそらく、3者ともSARSという単語を出すことを避けたようだ。那覇では混乱したまま事態は収束した。今回の出来事は、SARSを水際で防ぐという対応がいかに難しいかを示してもいる。SARSを巡るトラブルは那覇に限った話ではない。このような混乱はできるだけ避けた対応を各港には望みたい。(T)
(6月13日付「海事プレス」青灯欄より引用)
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