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┗━ 発行:海事プレス社クルーズ編集部―― No.217 7月4日(金)発行 ━┛
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【NEWS】
◆フランスでクリスタル・セレニティ引き渡し◆
◆カーニバル2003年第2四半期、増収減益◆
◆カーニバル、18万トンの客船建造?!◆
◆三菱神戸、進水式と造船所の見学会◆
◆商船三井フェリー、新社長に中村氏◆
◆商船三井フェリー、新役員体制◆
◆船主協会、「海のファミリーコンサート」◆
◆阪九フェリー、6日に船内無料見学会
新門司に、原口あきまさとはなわがやってくる◆
〔好評連載/週刊クルーズメール・エッセイ〕
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★☆★- NEWS -★☆★
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◇┃ ◆ フランスでクリスタル・セレニティ引き渡し ◆
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フランスのアトランティック造船は1日、サン・ナゼールでクリスタル・クルーズ社向け客船クリスタル・セレニティ(6万8,000総d)を引き渡した。
クリスタルは、第1船クリスタル・ハーモニー(4万9,400総d)を90年三菱重工長崎造船所で、第2船クリスタル・シンフォニー(5万総d)を95年クバナー・マサヤーズ(フィンランド)でそれぞれ建造、これが第3船目。新造船は電気推進システムとポッド型推進器「マーメイド」(1万3,500kW)を2基装備している。
【主要目】全長250m、垂線間長219.8×幅32.2×深さ51×喫水7.6メートル、速力22.75ノット、乗客定員1,080人、乗組員655人、船籍バハマ
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◇┃ ◆ カーニバル2003年第2四半期、増収減益 ◆
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カーニバル・コーポレーション&plcは25日、5月31日までの2003年第2・四半期(3〜5月)の決算を発表した。それによると売上は13億3,461万6,000ドルで前年同期9億8,989万9,000ドルを34.8%上回り、純利益は1億2,779万5,000ドルで同1億9,420万1,000ドルの34.1%減となった。増収の要因として、今年4月17日にP&Oプリンセスクルーズ(POP)と組んだ新会社が発足したことにより、6週間の元POPの売上と、カーニバル・コーポレーションのキャパシティーが16.6%アップしたことが挙げられる。
減益の理由としては、POP買収の取引によるものとPOPの季節的な要因によるものが大きいとしている。
また、前年同期比で運営コストや管理費用が52.5%増となり、そのうち70%にあたる2億4,700万ドルはPOPを含めたことによるもので、残りはキャパシティーの増加による運航費のアップ、燃料費の高騰が原因としている。同社は、第2・四半期中に4隻の客船を移籍を含めて就航させている。
期中、P&OクルーズUKの新ブランド「オーシャン・ビレッジ」のオーシャン・ビレッジ、P&Oクルーズのアドニア(プリンセスクルーズから移籍)、アイーダクルーズのアイーダ・オーラ、コスタ・クルーズのコスタ・メディタラニアがそれぞれ就航した。このほか、今年中に3隻の新造船の就航を予定している。
カーニバル・コーポレーション&plcのミッキー・アリソン会長兼最高経営責任者(CEO)は、「イラク戦争や不安定な世界経済の状況からすると、レジャー産業にとっては大変厳しい環境の中、良くやったと思える。当社の創立以来、最大の取引(買収)となるPOPとの統合が第2・四半期中に無事完了してうれしい」と話した。
第2・四半期の乗客数は前年同期の83万1,000人を大きく上回る、121万8,000人となったが、キャパシティーの増加に見合うだけの需要ではなく、乗船率は前年同期の101.9%に比べ、98.5%にとどまった。
また予約はイラク戦争が終わりに近づくにつれ、昨年を超える伸びを示しているが、クルーズ料金は前年同期より下がっており、さらに料金の下がる間近に迫ったクルーズに予約を入れる客が依然として多い。ただ、5月中旬から6月中旬にかけて、前年同期を54%も上回る予約数を記録しており、第3・第4四半期は期待できるのではないかとしている。
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◇┃ ◆ カーニバル、18万トンの客船建造?! ◆
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海外の海事専門紙ロイズリストによると、カーニバル・コーポレーションは17万トンから18万トンの世界最大となる客船の建造を検討しているという。もともと、現在はカーニバルplcとしてカーニバルグループとなったP&Oプリンセスが検討していたもので、乗客定員は3,600人〜4,000人。
「建造の決定がされれば、2006年〜2007年の引き渡しを予定している」と、カーニバル・コーポレーションのミッキー・アリソン会長兼最高経営責任者(CEO)は話しているという。アナリストに、プリンセスクルーズまたはカーニバル・クルーズラインでこのような客船の運用の可能性について相談中で、多数の造船所とデザインなどの検討をしているという。ただし、ユーロ高が収まったら、という条件付きだ。
先日発表したばかりの、ロイヤル・カリビアンの16万トン客船に対抗するカーニバルの動きに注目が集まる
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◇┃ ◆ 三菱神戸、進水式と造船所の見学会 ◆
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神戸港振興協会と三菱重工神戸造船所は、商船三井向け大型コンテナ船進水式見学会と造船所見学会「三菱しんせんサマースクール」の参加者を募集している。どちらも参加費は無料。
[進水式見学会]
▼7月31日、募集人員500人。官製往復ハガキに、5人までを1組とし、参加希望人数と代表者の住所・氏名・年齢・電話番号を明記し下記まで。
[造船所見学会]
▼8月8日、参加対象は小学4〜6年生(保護者同伴が条件)、募集人員200人(2人1組で100組)。官製往復ハガキに、2人1組とし、参加希望者の住所・氏名・年齢・学年・学校名・電話番号・保護者氏名を明記し下記まで。
応募先は、〒650-0042 神戸市中央区波止場町2−2 神戸港振興協会「三菱重工進水式」係、または「造船所見学会」係
締切日は、どちらも7月9日(必着)。応募者多数の場合は抽選。応募者全員に返信用ハガキで通知する。問い合わせ先は神戸港振興協会振興課(電話078-391-6751)。
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◇┃ ◆ 商船三井フェリー、新社長に中村氏 ◆
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商船三井フェリーは6月26日、株主総会と取締役会を開催し、秋永陽太郎社長の退任と中村清次・前商船三井副社長の就任を決めた。秋永氏は代表権を持つ取締役に就任した。
(なかむら・せいじ)
1965年慶応義塾大学経済学部卒業後、同年大阪商船三井船舶(現商船三井)に入社。1994年取締役(経理部長委嘱)、1995年同(企画部長委嘱)、1996年常務取締役、1998年専務取締役(代表取締役)、2000年代表取締役副社長兼副社長執行役員、2003年6月25日退社。61歳。
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◇┃ ◆ 商船三井フェリー、新役員体制 ◆
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(6月26日)
▼-代表取締役社長 中村清次=新任
▼代表取締役<社長補佐> 秋永陽太郎
▼常務取締役<営業統括部・貨物営業1部・貨物営業2部・旅客営業部担当> 土井由貴夫
▼取締役<九州・四国・中国担当> 小野川勝
▼同<北海道担当> 伊藤竜介
▼同<船舶部担当 船舶部長委嘱 運航管理者> 長田栄弘
▼同<大型カーフェリー労務協会常務理事> 坂本勝寛
▼同<営業統括部長委嘱> 渡邊和佳
▼同<管理部担当 管理部長委嘱> 田村慶一=新任
▼常勤監査役 松岡洋太郎
▼監査役<非常勤> 山本竹彦=新任
▼同<同> 樋口直史
▼退任 岡井和一・監査役<非常勤>
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◇┃ ◆ 船主協会、「海のファミリーコンサート」 ◆
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日本船主協会は7月30日、「海の日」にちなんだ行事の一環として恒例の「海のシンフォニーファミリーコンサート」を開催する。3,000人を招待する(入場無料)。開催要領は次のとおり。
▼日時=7月30日(開場17:30、開演18:30)
▼場所=NHKホール
▼プログラム=グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー、エルガー/行進曲「威風堂々」第4番、ツィンマーマン/行進曲「錨をあげて」、イタリア民謡/オー・ソレ・ミオ、サンタルチア、プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」から“誰も寝てはならぬ”、チャイコフスキー/イタリア奇想曲、海の歌メドレー
▼演奏=指揮/円光寺雅彦、管弦楽/新日本フィルハーモニー交響楽団、ピアノ/熊本マリ、ソプラノ/高橋素子、テノール/福井敬、合唱/東京放送児童合唱団、司会/NHKアナウンサー
申し込み要項は、官製ハガキ・ファクシミリに、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、希望人数(本人含め6人まで)とそれぞれの年齢を明記し、下記まで。
〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-5 NRビル「海のシンフォニーファミリーコンサート」事務局C係
または、日本船主協会ホームページから。
http://www.jsanet.or.jp./
締め切りは7月5日(到着分有効)。
問い合わせ先は、「海のシンフォニーファミリーコンサート」事務局(電話03-3481-0802)。
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◇┃ ◆ 阪九フェリー、6日に船内無料見学会
◇┃ 新門司に、原口あきまさとはなわがやってくる ◆
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阪九フェリーは7月6日(日)、新門司フェリーターミナルで新造船船内無料見学会を開催する。船内見学は、午前10時30分より開始する。
なお、当日は、RKBラジオによる中継があり、「服部義夫のなんでもアリーナ」(午後12時から13時まで)で放送される。ものまねの原口あきまさと、佐賀県の歌がブレイク中のはなわをゲストに迎え、船内にスタジオ・ステージを設定し、トーク、モノマネ、クイズ大会、歌を披露する。
http://www.han9f.co.jp/hanawa.htm
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好評連載/週刊クルーズメール・エッセイVol.61
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◆半年ぶりのアトランチック造船所。読者の皆様が、このコラムをお読みのころには、筆者はすでにパリからの帰国便の中。7月1日のクリスタルセレニティの引き渡し式、そしてジュリー・アンドリュースさんが執り行った7月3日の命名式取材を終え、ほっとした気分で、だらしなく眠りこけていることだろう。
◆クリスタルハーモニーは、長崎造船所で就航寸前に、クリスタルシンフォニーはフィンランドのツルク造船所からロンドンまでの移動航海、そしてクリスタルセレニティでは、サンナザレからサウザンプトンまでのワンナイト。つまり営業航海に至る前の取材ばかりであった。そして……。
◆ハーモニーの営業航海に乗ったのは就航の2年後だったし、シンフォニーなど、今年の2月が初めて。さて、セレニティの実際のサービスを体験出来るのは、一体いつのことだろう。いやすでにレポーターとしての現役は終えている。もしかしたら、永遠に……。
◆今回の取材は、「世界最高の客船」と題した特集号として8月27日に発売する増刊号用に行ったものだ。「何を持って世界最高と、言えるのか?」――それは実際に出来上がった船を見、クルーと話し、ベッドに寝てみなければ分からないと思っていたが……。その答えは見つかったような気がする。
◆グレードの高さ、クルーズの満足感とはどこに起因するのか? 食事のおいしさ、ショーの面白さ、設備の豪華さーーもちろんそれらも大きなファクターだろうが、やはり、クルーとの触れ会いの中に感じるものだろうと思う。「クルーが満足していなければ、乗客が満足するわけがない」とはクリスタルのスタッフから聞いた言葉だ。
◆つまりは、オフィサーやクルーがクリスタルクルーズで誇りを持って働いているのだろうかという点を見たいと思ったし、それを取材してきたつもりだ。
◆クルーズというビジネスは、人件費の安い発展途上国のサービスクルーの献身的な努力によって成り立っている仕事である。「搾取」と言うは容易いし、実際「過酷すぎる労働条件」で運航されている船も少なくない。そうした船でも働きたがる人々はたくさんいるし、労働の機会を与えるのは、単に経済援助だけをして「国際貢献だ」と、悦に入っている某国のやり方以上に、実践的な国際貢献なんだろうと思う。
◆しかし、そうした人々が、「過酷」と感じながら働く船と「働くことを誇りにしている」のとでは雲泥の差がある。「世界最高の客船」の称号は、まさに現場のクルー達が持つ、目の輝きにこそ与えられるのだと思う。セレニティにはそれがあった。(若勢)
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