「いしかり」で行く北海道航路、充実の船内でデイクルーズ
航路開設から40周年を迎えた太平洋フェリー。
フラッグシップ「いしかり」で行く北海道航路は、
まるでクルーズ客船の終日航海のような快適さだ。
北海道行き最長航路が生んだ
フェリーの概念を超える快適性

太平洋フェリーのフラッグシップ「いしかり」は名古屋から仙台、苫小牧までの1330キロを結ぶ。

本州と北海道を結ぶ航路としては最も距離が長く、仙台での停泊時間も含め片道約40時間の船旅だ。

フェリーというと、夜出港・朝入港が多く、船内では寝て過ごす時間がほとんど、というイメージが強い。だがこの航路の場合、名古屋を夜に出港し、仙台着は翌日夕方のため、昼間の航海、「デイクルーズ」を楽しめる。

「船内での長い滞在時間をより快適に過ごしてもらいたい」──。同社のそんな思いが、フェリーの中でもトップクラスといえる快適性を生んだ。

例えば客室。国内最大級を誇る52平方メートルのロイヤルスイートルームは、リビングルームと寝室、海の見えるバスルームまであり、もはや移動手段としてのフェリーの概念を超えている。

特等洋室(19平方メートル)でもソファやデスク、造りつけの湯沸しポットがあり、浴室には大きなバスタブや水圧調整機能付きハンドシャワーまである。

ペールブルー(淡い水色)の壁や白木のウッドパネルの家具、シルクやオーガンジーを使ったカーテンなどのインテリアは好感度が高く、女性は特に気に入るだろう。

ちなみに、スイートクラスと特等和室は船首のブリッジ(操舵室)下に位置するので、窓から進行方向の眺めが得られる。船首ラウンジがないこの船では、進行方向を眺められるのはこれらの客室のみ。眺めを独り占めした気分だ。

パブリックエリアのデザインは「エーゲ海の輝き」をテーマに、青と白を基調にしたもの。ギリシャ神殿をモチーフにしたエレベータータワーを中心に、3層吹き抜けのエントランスには窓からたっぷりと陽光が降り注ぐ。

シアターラウンジでは夜8時からコンサートも。この日は沖縄出身の声楽家と苫小牧出身のピアニストによる競演で、童謡や歌謡曲、クラシックやジャズナンバーを楽しんだ。

いしかり
エーゲ海をイメージした船内には、トルコのタイルや陶器などが飾られている
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ロイヤルスイート利用者にはビュッフェの食事券が付く。写真はリビングルーム
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ロイヤルスイートのツインベッドルーム。バスルームとは別に、ベッドルームの奥にも洗面台がある
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広々としたロイヤルスイートのバスルーム。窓から海が見える
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