この船上では、誰でも“夢”のクルーズがかなう、
ドリームクルーズの世界へ

さらなるゆとりと静寂の“夢の邸宅”へ

総客室数約1680室のうち7割がバルコニー付きというドリームクルーズ。普通のバルコニー付き客室も大きなベッドや最新船らしく機能的にまとめられた室内が快適だが、この船に乗るなら、「船内の別世界」に足を踏み入れたい。

 

「パレス」は約150室のスイート客室の専用エリア。専用のレストラン、プールデッキ、ラウンジ、ジムにカジノまで備える。パレスのプールデッキは、メインプールとは対照的に、スライダーなど遊ぶ施設はなく、ゆったりとデッキチェアが配された静寂の空間。

 

バトラーも付いており、クリスタル・クルーズで働いていたバトラーもいて、同社の質の高いサービス・スタンダードが受け継がれている。レストランやプールでも、腰を下ろした瞬間そっと飲み物を運んできてくれるようなこまやかなサービスが受けられる。

 

昨夏からは、パレスにオール・インクルーシブ制が導入された。全てのバーとラウンジ(レストラン除く)で使えるプレミアムドリンクパッケージが付き、5カ所のスペシャリティー・レストランのディナーまたはランチ(セットメニュー)が1日1カ所無料。Wi-Fiも無料となり、よりラグジュアリー船のサービスに近づいた。

 

スイートの中でも手頃な「パレス スイート」とバルコニー客室との代金差は1泊1万円ほど。プレミアムな超大型船と、船内にもう一つラグジュアリー船が搭載されたような空間を両方楽しめるならばお得に感じるだろう。

 

3月、大きなニュースが飛びこんできた。ドリームクルーズが20万トンの新造船「グローバルクラス」2隻の建造を発表したのだ。客室数2500室、2020年と2021年に就航する見込み。

 

人工知能(AI)を利用して各乗客の好みに合ったサービスを提供したり、WI-Fiが無料になったりと、時代に即した進化型客船となる予定という。新造船の就航により、クルーズエリアもワールドワイドに拡大するというから、いまから待ち遠しい。

CRUISE GALLERY
「パレス スイート」は37平方メートル。バスタブ付きでシンクは2つ、バストイレ別と水回りが快適
専用のプールデッキ(12ページ参照)には船首を望むエリアやジャクジーも
小ぶりながら専用のジムや、サウナも備える
専用カジノの向かいにはソファをぜいたくに配した専用のラウンジが

 

●2室限定のメゾネットタイプ

 

「パレス ヴィラ」は船首に位置し眺望も抜群。2階建てで224平方メートル、専用デッキにジャクジー、ダイニングにグランドピアノまで備えるぜいたくな造り。

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「バルコニー ステートルーム」はクイーンサイズのベッドが快適。コネクティングキャビンやプルマンベッド付きの客室もあり、さまざまな家族構成に応える。アメニティーはクリスタルライフ スパのオリジナル。

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2018年6月号に掲載
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