【特集:進化するフェリー】上品な船内が好評な「いしかり」ほか3隻を運航/太平洋フェリー

目的タイプ別! 太平洋フェリーの楽しみ方

 

Type1:夫婦で温泉&クルーズ

 

夫婦水入らずで船旅を楽しみ、温泉に浸かる︱︱そんな旅に活用したいキャンペーンを現在太平洋フェリーで実施している。その名は「ふたりあわせて100歳キャンペーン」。利用する2名の合計年齢が100歳以上であれば、特等室(和室か洋室)の料金がお得になるというものだ。

 

具体的には、苫小牧〜仙台では30パーセント、苫小牧〜名古屋そして仙台〜名古屋では40パーセント、乗用車は30パーセントと大幅な割引が受けられる。特等室はバス・シャワートイレ付きの個室となっているので、感染症予防対策にもなる。安心で安全なふたりだけの船旅を満喫できるのだ。

 

そしてこのキャンペーン、なにも夫婦に限定されるものではない。親子でも、友人同士でも、「ふたりあわせて100歳以上」であれば利用できる。

 

キャンペーン期間は今年のゴールデンウィークを除く5月31日まで。太平洋フェリーの特等室を利用して、北海道や東北の名湯めぐりをふたりでぜひ楽しもう。

 

■ふたりあわせて100歳キャンペーン

https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/news/20220201.html

船内では寄港地の味を楽しむなど、ゆったりとしたひとときを
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船内では寄港地の味を楽しむなど、ゆったりとしたひとときを

 

Type2:北の大地を愛車で走る!

 

ライダーにとってあこがれの地・北海道。北の大地を風切って走ることは、一度はかなえたい夢だ。太平洋フェリーは、そんなライダーの夢を実現してくれる。

 

北海道が九州や四国とは違うところ。それは本州と橋でつながっていないことだ。鉄道用の海底トンネルは開通しているが、列車にバイクを持ち込むことはできない。そこでライダーがマイバイクで北海道を走るためには、バイクを載せることができるフェリーを利用することになる。とりわけ名古屋および仙台から発着する太平洋フェリーなら、中京圏や東北はもちろん首都圏のライダーにも乗船しやすいというメリットがある。

 

昨秋、太平洋フェリーでは仙台〜苫小牧を結ぶ、きたかみ利用の「秋のライダーツーリングキャンペーン」を実施した。これは1名のエコノミーシングルと50 cc超〜750cc超のバイクがあわせて一律1万6900円というお得な企画だった。今後もライダーキャンペーンが復活するかもしれない。詳細を待ちたい。

 

ライダーあこがれの地、北海道。やはりマイバイクで走りたい
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ライダーあこがれの地、北海道。やはりマイバイクで走りたい
キャンペーンの対象となったエコノミーシングル。個室でくつろげる
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キャンペーンの対象となったエコノミーシングル。個室でくつろげる

Type3:ファミリーで憧れの地へドライブ
キャンプ旅もおすすめ

 

太平洋フェリーが就航する北海道・仙台・名古屋は、公共交通機関よりもマイカーを利用することで、はるかにその魅力に触れられる。フレキシブルに動きたい家族旅行ならなおさらだ。

 

本州と橋でつながっていない北海道へのフェリー旅の恩恵を受けられるのは、ライダーばかりではない。マイカーに荷物を載せてフェリーに乗船できるので、どうしても荷物の多くなりがちなファミリー旅も気軽にできるのだ。特に鉄道やバスなど公共交通機関の本数が少なく、相互の接続もいいとは言えない北海道では、やはりマイカーによる移動が最も時間のロスがなく、多くのスポットを訪問できる。

 

フェリーのメリットはそれだけではない。長時間の移動を伴う旅は、子供が移動中に退屈してしまいがち。しかし太平洋フェリーの船旅は、その心配も無用である。バラエティに富んだメニューを誇るレストランでのバイキング、太平洋の大海原を眺められる展望大浴場でのバスタイム、ゲームコーナー(いしかりときそに設置)で遊び、きたかみでは宇宙旅行気分になれるプロジェクションマッピングの鑑賞。仙台〜名古屋間では姉妹船のすれ違いも見られるなど、退屈とは無縁の時間が流れるのが、子供だけではなく親にとってもありがたい。

 

家族旅行ならスイートルーム(写真はきそ)などを利用し、行き帰りにゆったり英気を養いたい
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家族旅行ならスイートルーム(写真はきそ)などを利用し、行き帰りにゆったり英気を養いたい
子供が好きなメニューもそろうバイキング
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子供が好きなメニューもそろうバイキング

そして近年、単なる観光ではなくキャンプ目的のファミリーが増加している。ここでもフェリーのメリットが大いに発揮されている。長距離運転をする必要もなく、港から憧れのキャンプ地に楽々アクセスできる。キャンプ地ではもちろん、目的地への往復移動中も家族ですてきな時間を過ごすことにフェリーが一役買うことになる。近年のキャンピングブームによりキャンピングカーでの利用者も増えているが、大型のキャンピングカーでも船に乗れる。

 

家族でのキャンプ旅行に太平洋フェリーの船旅をトッピングすれば、最高の思い出ができるはずだ。

7メートルまでならキャンピングカーも乗用車扱いで船に載せられる
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7メートルまでならキャンピングカーも乗用車扱いで船に載せられる
テントなどキャンプ道具を持ち込む乗客も増加中
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テントなどキャンプ道具を持ち込む乗客も増加中
2022年春号に掲載
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