「イタリアの輝き」を感じながら、
コスタクルーズの新造船で中東をめぐる

■コスタの最新船による中東クルーズ、充実と成熟

 

コスタといえば、地中海のイメージが強い。冬場は中東に配船されている船の存在は知っていたが、魅力ある寄港地が点在し、クルーズに適しているとは認識していなかった。溯れば、このエリアは2014年頃から本格的に客船誘致を始めていて、現在では大きな新ターミナルも完成し、定期運航をする船会社もぐっと増えている。

 

確かにイタリアからのフライトなら6〜7時間でエキゾチック&暖かな避寒クルーズになるし、日本からもドバイまで直行便で11時間前後。同じアラブ首長国連邦のドバイとアブダビのどちらからも乗下船が可能で、寄港地はどこもペルシャ湾とオマーン湾に囲まれているので海も穏やかだ。

 

見どころの多いドバイとアブダビは1晩停泊するので、観光や買い物、砂漠に沈む夕日や高層ビルが延々と並ぶ夜景も満喫できる。

 

世界一高いビル、ブルジュ・ハリファや噴水ショーも見逃せないドバイ
CRUISE GALLERY
世界一高いビル、ブルジュ・ハリファや噴水ショーも見逃せないドバイ
アブダビのシェイク・ザーイド・モスクは伝統と現代が融合した美しさ
CRUISE GALLERY
アブダビのシェイク・ザーイド・モスクは伝統と現代が融合した美しさ

■中東でまさかのゴルフ!?

 

スメラルダとトスカーナは地中海、中東クルーズ共に寄港地でのゴルフツアーにも力を入れている。

 

気温25度というベストな気候につられて、“ゴルフ歴1年生”の私も参加してみた。難しい名門コースから海岸沿いの心地よいコースまであり、クラブは持参すれば大事に保管してくれるし、レンタルもできる。

 

マスカットでオマーン湾の横に広がる美しいグリーンのコースに挑戦した。さすがの砂漠バンカーに泣かされたが、「上手になって次は地中海沿いの名門でプレーを」とモチベーションが上がった。疲れた身体はそのまま船上のスパに直行しマッサージを受ける。

 

まだ知らぬ中東文化や美しいモスク、買い物、海。日本からも直行便のあるドバイとアブダビ発のクルーズはコスタの避寒クルーズの定番になりそうだ。

砂漠での4WDツアーは各寄港地で体験することができる
CRUISE GALLERY
砂漠での4WDツアーは各寄港地で体験することができる
オマーンの首都マスカット。山と砂漠に囲まれた港湾都市
ワールドカップが記憶に新しいカタールの首都ドーハ

【取材メモ
中東・ドバイクルーズ
日程:2023年1月13日(金)〜20日(金)
コース:ドバイ(アラブ首長国連邦)1泊停泊〜ドーハ(カタール)〜航海日からマスカット(オマーン)〜アブダビ(アラブ首長国連邦)1泊停泊〜ドバイ
船名:コスタ トスカーナ(コスタクルーズ)
総トン数:18万7,000トン(就航年:2022年3月)
乗客定員:6,600人/乗組員数:1678人
全長:337メートル/全幅:42メートル
協力:コスタクルーズ
https://www.costacruises.eu

CRUISE GALLERY
2023年春号に掲載
関連記事
TOPへ戻る
シェアアイコン