「クイーン・エリザベス」心地良さの秘密と進化した場所

「クイーン・エリザベス」心地良さの秘密と進化した場所
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2019.04.27
2層吹き抜けの「ブリタニア・レストラン」の客室専用のメイン・ダイニング。朝、昼、夜と利用できる(夜は2回制)
英国を感じる定番スポットも外せない

「あぁ、この船に乗っている」。そう実感する場所がクイーン・エリザベスには多く存在する。

 

「グランド・ロビー」「ロイヤル・アーケード」「ロイヤル・コート・シアター」「ブリタニア・レストラン」、そしてもちろん「クイーンズ・ルーム」などがそう。ガラ・イブニングの日、「やっぱりここで写真を撮っておきたい」と思うシンボリックな場所だ。これらの施設があることで、同船は「クイーン・エリザベス」でありえる。

 

今回、この船でオーストラリアをめぐって、とてもしっくりきた。英国とオーストラリアはご存知の通り、歴史的関係も深く、文化や習慣も似ている。カボタージュのないオーストラリアでは短いクルーズも可能で、「クルーズは初めてだけど、やはりこの船に乗りたかった」というオーストラリア人乗客も多かった。親や自分が英国から移住してきた人も多く、そんな乗客の雰囲気も相まって、オーストラリア周遊クルーズだが、実に「英国の船」らしいのだ。

 

日本発着クルーズもうれしいが、寒い冬は季節が反対のオーストラリアもおすすめだ。もちろん本場の英国発着もよいが、時差もほとんどなく、陸移動が大変なオーストラリアを英国風にめぐるクルーズができるのは同船ならでは。

 

寄港地も都会と自然の両方がバランスよく満喫できる。

CRUISE GALLERY
「ロイヤル・アーケード」の中心にある時計はロンドンのビッグベンを造ったデント社によるもの
3階建ての「ロイヤル・コート・シアター」。ショーの時はエリザベス女王が命名式時に座った15番のボックス席を予約したい
ティータイム
四重奏を聴きながら「クイーンズ・ルーム」で行われるアフタヌーン・ティーは毎日でも行きたい
アフターヌーン・ティーでは名物のスコーンを味わいたい
華やかなダンス・パーティーが開かれる「クイーンズ・ルーム」
CRUISE GALLERY
華やかなダンス・パーティーが開かれる「クイーンズ・ルーム」
2019年6月号に掲載
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クイーン・エリザベス  最近のトリビア
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