ほかにも船内には予約制で無料で楽しめるゴルフシミュレーターもあり、ゴルフ経験者のみならず、ここで初めてゴルフに触れることもできる。パドルテニスなどができるアスカフィールドも同じく予約制で無料。クルーズ中に家族でバスケットボールに興じる人の姿もあった。


飛鳥Ⅱで定番の、早朝にデッキをめぐる「ウォークアマイル」も健在だ。デッキはかなり広々としていて、さらには本物の木材を使っている。もちろん眼前は大海原。歩いているときの爽快感は、何にも代えがたい。
とにかく飛鳥Ⅲに乗船するなら、スポーツウェアはお忘れなく! 特に運動が得意でなくても、この船は体を動かすことの楽しさを思い出させてくれる。


■絶景の展望風呂と海を望むサウナ
体を動かした後のお楽しみは、展望風呂。飛鳥Ⅲは船首に展望風呂を設けるという世界にも類を見ない客船で、しかもそこには露天風呂もサウナも擁す。海を切り拓いていくように進む飛鳥Ⅲを感じながらの入浴は、まさに贅沢のひとこと。サウナもガラス張りで波間が眺められ、世界でも有数の贅沢なサウナでは、と思う。
さらに極めつけは露天風呂。朝は清々しい海の風を、夕方には暁の空を、そして夜に燦然と輝く月を眺められる。「私は今日2回も入っちゃった」「あら私は昨日3回も!」。乗っている乗客同士、そんな会話を交わしたのは言うまでもない。


■個性あるダイニング、自分の好みを問う楽しみ
個性豊かな6つのダイニングには、飛鳥Ⅲの挑戦が表れている。クルーズ中もっともお世話になったのが、オールデイダイニングのフォーシーズン・ダイニングルームと、ビュッフェが提供されるエムスガーデンだろう。
朝昼夕と利用できるフォーシーズン・ダイニングルームはメニューがアラカルトで、好きなものを好きなようにチョイスできる。「日本の洋食」をテーマにしたメニューは、ハンバーグやフライ、ステーキ丼など、日本人の舌に合う味。
自分の好みに合わせて時間もメニューも選べるフレキシビリティは、自分の嗜好に合わせてパーソナライズできるクルーズの象徴だ。席に付くとその日のメニューにワクワクする飛鳥Ⅱに対し、飛鳥Ⅲでは「今日は何を食べたいかな」と自分自身に問う楽しみがある。



ビュッフェスタイルのエムスガーデンは、朝6時~深夜の2時までなんと20時間営業。しかも4時間ごとにメニューが変わるから、いついっても新しい料理が並んでいる印象だ。お気に入りになったのが、朝食に並んだイクラ。サーモンの漬けやマグロなども添えて、自分の好きな丼に仕立てるのが毎朝の楽しみになった。
さらにここでは生ビールに加えて白ワイン、赤ワイン、スパークリングワインが複数並んでおり、営業時間中に自由に飲むことができる。早めにディナーをとったあと、夜食とともに一杯……そんな使い方もできるダイニングだ。









