動くホテルで旅をする
ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション

寄港地を訪ねる以外は“動くホテル”がコンセプトの同船。船上のイベントは音楽演奏などミニマムで、「ご自由にお過ごしください」というスタイルだ。

もちろん前述したようなゆったりとくつろげるプールサイドや陸に負けず劣らない美食レストランの数々。さらには自宅のようにくつろげる「リビングルーム」、船内からそのまま海遊びに出ることができる「マリーナ」、快適に過ごせる客室など施設が揃う。

忙しくて日常的にボディケアができないならばジムやリッツカールトンホテルと同じスパで心身を整えるのもいい。五感を澄ませて楽しみたいなら室内と屋外がある「アート・バー」もお勧めだ。船内のさまざまなところに多様なアート作品があるので、美術館のようにめぐることもできる。

寄港地は港によって決まった寄港地ツアーもあるが、「デスティネーション・コンシェルジュ」が居て、自分の行きたいところ、立ち寄りたいレストランなど相談して、車の手配や予約をしてくれる。

船上の生活は「スイート・アンバサダー」という客室担当者が、いわゆるバトラーのような役割をしてくれる。バトラーほど堅苦しくないので日本人もレストランやスパの予約など身の回りのことを頼やすいかもしれない。

行きたいエリアを見つけたら、どの寄港地で何をしたいかを自由に組み立てられる。そして船上では上質に囲まれて自由に過ごす。

それがあなたにとって望むスタイルで、“ラグジュアリー”であると感じるならば、乗船してみる価値は十分にある。

この「ルミナーラ」は2026年3月と5月に東京発着のクルーズを行う。どんな船旅にカスタムメイドするか、心躍るようならぜひこの船を体験してみてほしい。

取材協力：iCruise（アイ・クルーズ）
ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション日本正規特約店