■オリーブの島をめぐる
翌日は小豆島の観光へ出かけた。小豆島は日本におけるオリーブ栽培発祥の地である。道の駅「小豆島オリーブ公園」は実写版映画『魔女の宅急便』のロケ現場としても有名で、国内外の観光客でにぎわっている。エーゲ海のミコノス島を思わせるギリシャ風車が建ち、そこからオリーブの木々、島の街並み、紺碧色の海が見渡せる絶景ポイントだ。

せっかくオリーブ栽培発祥の地にいるのだから、栽培87年目を迎える老舗農園「井上誠耕園」をランチがてら訪れることに。オリーブオイルをランチのパスタ、サラダ、デザートなどすべてにかけて食べたみたところ、どれも美味しさが倍増、老舗の手掛けるオリーブオイルの底力を感じた。自宅用にオリーブオイルを購入したのは言うまでもない。

■瀬戸内海は見過ごしていた宝石
陸に滞在する瀬戸内クルーズは濃密な時間だった。大型客船なら短時間で通過することが多い海域を、1泊2日かけて体験した。小型クルーザーに乗って海という大自然を体感し、陸の洗練されたホテルに滞在し、島の観光、名産品そして美食を堪能した。
そんな船旅だったからこそ、あらためて感じたことがある。瀬戸内海は「ともすれば見過ごし、通り過ぎてしまいがちな宝石のような海域」だということを。クルーズ愛好家にはぜひ、この海域にこれまでより少し長めにとどまり、瀬戸内海の海や島々の魅力を深く味わってほしい。
筆者も次回はどのルートにしようかと考えている。やや気が早いが、2028年の瀬戸内芸術祭に合わせてホテルやクルーザーを予約しておくのも良さそうだ。そんな次の船旅への期待を胸に桟橋へと向かった。
※5~10枚目の写真提供=edit × seven 瀬戸内小豆島
取材協力
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