News

RCI、日本での販売を強化

2022.11.17
業界

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は日本での広告予算をコロナ前から3割増やし、日本での販売を強化する方針を打ち出した。16日、RCI日本販売代理店のミキ・ツーリストが都内で開催した会合で明らかにした。RCIリージョナル・ディレクター(アジア太平洋)のケニス・ヨー氏(写真)は「シンガポールでの予約者数は今年25万人に達し、うち75パーセントが初乗船だった。アジア最大となる『スペクトラム・オブ・ザ・シーズ』は20243月までシンガポールに通年配船となる。ぜひ日本からも参加いただきたい。日本での広告予算を34パ―セント増やし、旅行ビジネスの立て直しに投資したい」と述べた。

 

ミキ・ツーリストでは今年6月以降、ウェブでの予約が上昇傾向にある。コロナ前に比べ、特に未就学児と19歳以下、30歳代の増加が顕著で、家族層の参加が増えていると分析。クルーズが初めての人の割合も2019年の28パーセントから今年は44パーセントに増加した。初乗船の人はツイッターやYouTubeなどのSNSをきっかけに参加を決める割合が高いという。ミキ・ツーリスト、クルーズカンパニーの橋本行彦氏は「コロナ後はクルーズの顧客層が明らかに変化している。新規層へのリーチとナーチャリング(顧客育成)がカギだ。既存のクルーズファンのエンゲージメントをいかに高めるかも重要だ」とした。

 

ミキ・ツーリストの百武達也クルーズカンパニー長は「コロナ後はクルーズが海外旅行をけん引するという理解でいる。2023年夏のスペクトラム日本寄港クルーズは海外からの予約が好調で、日本市場向けの空きが少なくなっている。マネー・フォー・バリューの高さを打ち出し、コロナ後の安全を担保に消費者に訴えていく」と述べた。

RCI、日本での販売を強化
TOPへ戻る
シェアアイコン