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LA港、クルーズターミナル開発に向け意見募集

2023.02.01

ロサンゼルス港は1月31日、ロサンゼルス・ウォーターフロントの新しい「アウターハーバー・クルーズターミナル」と既存の「ワールドクルーズセンター」の再開発のための提案依頼書(RFP)案に関する意見を募集すると発表した。

 

ロサンゼルス港事務局長のジェネ・セロカ氏は「ロサンゼルス港に寄港するクルーズ船は、1隻当たり100万ドル以上の経済効果を地域に及ぼすため、より多くの訪問者と収入を地域にもたらす機会を最大限に活用することが重要」と述べている。

 

同港によると、2022年のクルーズ船の寄港回数は229回で、既に2008年以来最多を記録している。また、2026年までに寄港は250回に達すると予想している。

 

RFPの対象は、クルーズに関わるすべての開発、再開発、管理。計画中のプロジェクトは、海岸線とカタリナ島のパノラマビューが楽しめる「バース45-51」に、新しいアウターハーバー・クルーズターミナルを開発するというもの。このターミナルは、5万2600平方メートルの背後地、2つの既存埠頭、5万6600平方メートルの敷地外駐車場から構成される。

 

「インナーハーバー・クルーズターミナル」と呼ばれる既存のロサンゼルス・ワールド・クルーズ・センターも、RFPの対象として再開発される予定。「バース87-93」に位置し、8万9000平方メートルの敷地、2つの既存クルーズバース、2つの既存ターミナルビル、手荷物取り扱い建屋で形成している。

 

意見提出の締切日は3月3日。ロサンゼルス港のウォーターフロント・商業不動産ディレクターであるマイケル・ガルビン氏は、「RFPのドラフトを発行して意見を求めることで、提案者の専門知識と創造性を活用し、企業や地元コミュニティ、一般市民から重要なフィードバックが得られる。このような協力的なアプローチは、成功のための最良の機会を与えてくれる」と期待している。

 

LA港、クルーズターミナル開発に向け意見募集
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