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シアトル港の陸電、開始から20周年迎える
2025.06.19
港
カーニバル・コーポレーションは18日、シアトルでの陸上電力利用開始から20周年を迎えた。
2005年6月18日にシアトルで初めて陸電に接続したのは、プリンセス・クルーズの「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン、2004年就航)。同社が最初に陸電の技術を導入、投資したのはアラスカ州のジュノー。これに続いてシアトルに世界で2番目となる陸電設備を設置した。
カーニバル・コーポレーションのアラスカ業務担当上級副社長のロバート・モーゲンスタイン氏は「20年前にシアトルで陸電を先駆けて導入し、今や世界中で広く受け入れられている技術を支援してきたことを誇りに思う。この節目は、当時としては新しい技術に取り組んだシアトル港との長期的な協力関係の証でもある」とコメント。シアトル港CEOのスティーブ・メトラック氏は、同港の3つのクルーズ・バースすべてに陸電を整備する原動力になったと述べている。
カーニバル・コーポレーションは、旧クルーズターミナル「ターミナル30」で陸電を開始。その後、2009年に現在のスミス・コーブ・クルーズターミナル(ピア91)が開業した際、陸電設備を移設。以降、このターミナルを継続的に使用している。
陸電設備の導入にあたっては、地元の電力会社シアトル・シティ・ライト、ワッツ・マリンと協力して取り組んできた。ワッツは陸電ソリューションを専門とする企業。シアトルでの陸電導入をきっかけに、同分野での世界的なリーダー・カンパニーに成長している。
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