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オーシャニアの8隻目、「アリューラ」引き渡し

2025.07.11
外国船社

フィンカンティエリ(ジェノバ)は10日、オーシャニア・クルーズ向け新造船「アリューラ」(6万7000トン)を引き渡した。オーシャニアが運航する8隻目のブティック客船で、2023年5月に就航した「ビスタ」の姉妹船。

 

初航海はトリエステ発ピレウス着クルーズ(7月18日〜24日)。地中海に展開した後、秋・冬シーズンはカリブ海クルーズに就く。命名式は2025年11月中旬にマイアミで開催。「フード&ワイン」誌の「ベスト・ニュー・シェフ」に選出されたOBたちが名付け親を務める。

 

発表によるとアリューラの乗客定員(ツインベース)は1200人、乗組員と乗客の比率は2:3で、乗組員の約半数が料理関連業務に従事する。

 

同船は新たなダイニング施設、メニューを提供し、「ブランドの美食と寄港地重視の伝統をさらに進化させる」としている。新メニューの多くは今後、全船で展開し、来年初めまでに導入する計画。

 

新設のクレープカフェではフレンチクレープ、ベルギーワッフル、イタリアンアイスクリームサンデーを提供。刷新したフレンチレストランでは、鴨のグランマルニエ・オレンジソースや手切りビーフタルタルのテーブルサイド仕上げなどが登場する。

 

パシフィック・アジアンレストランには新たにマグロのセビーチェ、ショートリブのロモ・サルタードなど日系料理12品を追加。

 

グランド・ダイニング・ルームでは270以上の新メニューを採用。朝食には30品を加える。さらに、世界的に著名なフランスワイン醸造家のワインペアリングランチも新たに提供する。

 

オーシャニアは「ソナタ・クラス」と呼ばれる8万6000トン型の新シリーズ船4隻を、2027年、2029年、2032年、2035年に投入する計画。建造はフィンカンティエリ。

 

写真提供:オーシャニア

オーシャニアの8隻目、「アリューラ」引き渡し
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