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カーニバルの「セレブレーション・キー」、正式オープン
カーニバル・クルーズ・ライン(CCL)は19日、グランド・バハマ島の専用ビーチリゾート「セレブレーション・キー」を正式にオープンした。初期投資6億ドルの第1期分が完成したもので、これに合わせて「カーニバル・ビスタ」(13万3596トン)が初めて公式訪問し、約5000人の乗客がアクティビティを体験した。
この日開催した式典には、カーニバル・コーポレーションCEOのジョシュ・ワインスタイン氏CCL社長のクリスティーン・ダフィー氏、同チーフ・ファン・オフィサー(CFO)のシャキール・オニール氏、「カーニバル・ビスタ」のパオロ・セヴェリーニ船長が出席。”楽園”へのゲートを開く「解錠」セレモニー、テープカットなどを行った。
施設は5つの主要エリアに分かれている。「パラダイス・プラザ」はセレブレーション・キーの玄関口。ライブ演奏で乗客を迎える。家族向けの「スターフィッシュ・ラグーン」は、カリブ海最大級の広さ(約2万5000平方メートル)を誇る人工の淡水ラグーン。プールやスポーツコート、長さ100メートルのボディスライドを配置。ビーチにはラウンジャーやカバナが並び、カジュアルな食事やドリンクが楽しめる。
スターフィッシュと同じ広さの「カリプソ・ラグーン」は、大人向けのエリア。世界最大のスイムアップ・バーやブランコでくつろげるスイング・バー、フードショップを用意。
もう一つの大人専用エリア「パール・コーブ・ビーチクラブ」は1000平方メートル超のインフィニティ・プール、スイムアップ・バー、ラウンジャー、カバナ、大型のビラ施設などを備える。
ショッピング施設「ロコノ・コーブ」では、バハマの文化が香る手作り商品、地元アートなどを扱っている。
セレブレーション・キーには年間200万人以上の乗客が訪れる予定。2028年には400万人を見込んでおり、グランド・バハマへの経済効果も大きいとされる。
現在、カーニバル最大クラスの船2隻を同時に受け入れ可能な専用桟橋があり、さらに2隻が着桟できる拡張工事も進めている。
写真提供:CCL
