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居住型客船「ヴィラ・ヴィエ・オデッセイ」、日本初来航
ヴィラ・ヴィエ・レジデンスの滞在・居住型客船「ヴィラ・ヴィエ・オデッセイ」(2万4344トン、居住者650人)が、7日の函館寄港を皮切りに9月上旬まで日本を初周遊する。
オデッセイは同社初の居住型客船。アラスカクルーズ後に極東アジアに展開するもので、函館、八戸(8/8)、仙台(8/9)、横浜(8/11〜14)、清水(8/15〜16)、神戸(8/18〜20)、高知(8/21)、広島(8/23〜24)、下関(8/25)、博多(8/26)、長崎(8/27〜28)、鹿児島(9/2)、細島(9/4〜5)、奄美(9/7〜8)、那覇(9/9〜10)、石垣(9/12)に寄港する。
日本寄港後、同船は台湾、フィリピン、サイパン、グアムなどを経て、南太平洋、オーストラリア、ニュージランド、中国、韓国などを周遊する。2028年8月29日のロンドン到着まで、オデッセイは3年かけて世界一周クルーズを続ける予定。
客室はレンタル、リース、転売などが可能。現在の客室販売価格はインサイドが12万9999ドルからで、1室2名利用時の月額料金は1999ドル。丸窓付き客室「ポートホール・ヴィラ」は14万9999ドル(月額料金2499ドル)、角窓付き「オーシャンビュー・ヴィラ」は16万9999ドル(同2499ドル)、バルコニー付きの「バルコニー・ヴィラ」は32万9999ドル(同3999ドル)、さらに最上級の「デラックス・バルコニー・ヴィラ」は37万9999ドル(同4499ドル)、「ヴィラ・スイート」は43万9999ドル(同5499ドル)。
ポートホール・ヴィラについては8月18日までに購入契約し料金の50%を支払った場合、月額料金は3カ月無料となるほか、5000ドルのオンボード・クレジットが付与される。全額支払いの場合、月額料は6カ月無料で、1万ドルのオンボード・クレジットを提供している。
パブリックスペースにはダイニングルーム、ラウンジ、バー、ショーラウンジ、フィットネスセンター、ビジネスセンター、図書室、医療センター、スパ、美容院、プール、ピックルボール・コートなどがある。
オデッセイの前身はクラウン・クルーズ・ラインが1993年に建造した「クラウン・ダイナスティ」。同船はその後、キュナードの「キュナード・クラウン・ダイナスティ」、マジェスティ・クルーズ・ラインの「クラウン・マジェスティ」、ノルウェージャン・クルーズ・ラインの「ノルウェージャン・ダイナスティ」、フレッド・オルセンの「ブレーマー」と船名を変えた。
ヴィラ・ヴィエ・レジデンスは2023年にブレーマーを購入。改装後、2024年10月に同船は「ヴィラ・ヴィエ・オデッセイ」として、英国・北アイルランドのベルファストから再デビューを果たした。
写真提供: ヴィラ・ヴィエ・レジデンス
