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NCLH、プレステージ・シリーズの第3船で新造契約
2025.11.11
外国船社
ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングズ(NCLH)は10日、リージェント・セブンシーズ・クルーズ向けに「プレステージ・クラス」シリーズの3隻目となる新造船契約を、フィンカティエリとの間で正式に締結したことを明らかにした。引き渡しは2033年予定。
NCLHは現在、シリーズの第1船「セブンシーズ・プレステージ」(7万7000トン、2026年就航予定)をフィンカティエリのマルゲーラ造船所で建造中。第2船は2030年引き渡し予定。NCLHは2036年までに傘下の3ブランド合計で14隻(3万9200ベッド以上)を追加する計画で、今回の発注はその一環。
同社はプレステージ・クラスを「超ラグジュアリー・クルーズの新たな伝統を築くもの」と位置付け、リージェント向けに10年ぶりのシリーズ船建造を進めている。第1船の「セブンシーズ・プレステージ」は、「エクスプローラー・クラス」などの既存船に比べ約40%大型化しながらも、乗客定員はわずか10%増にとどめている。クルーズ業界で最高水準の客室面積と乗客1人当たりの乗組員比率(乗客1.3人に対して乗組員1人)を実現し、「海上の比類なきゆとり」を提供するとしている。
同船は乗客定員822人、乗組員630人。全室バルコニー付きスイートで、12カテゴリーを設定。この中には史上最大の超高級スイートやメゾネット型のスイートなどが含まれる。パブリックスペースには自然光をふんだんに採り入れたアトリアムや芸術に触発されたバーが登場。全11カ所の異なるレストランや飲食施設では、地中海のメゼ料理やステーキ、寿司、アジア料理などさまざまなメニュー、雰囲気を楽しめる。
写真提供:リージェント・セブンシーズ

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