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ヴァージン向けレジリエント・レディ、引き渡し

2022.12.12
外国客船

イタリアのフィンカンティエリ造船は9日、ヴァージン・ボヤージ向け新造船「レジリエント・レディ」(11万トン)をセントリ・ポネンテ造船所で引き渡したと発表した。サプライチェーンの遅延などにより、同船は今年7月からシチリア島のパレルモ港に係留されていた。レジリエントはシリーズ船4隻のうちの3番船。

 

同船は全長278メートル、幅38メートル。客室は1400室以上(バルコニー付設率86%)で、乗客定員(ツインベース)は2770人。乗組員は1160人。船内は騒音や振動を最低限に抑えた「コンフォート・クラス」の承認を取得。客室はホームオートメーションを採用。スマートフォンにアプリをインストールすることで、室内のさまざまな機能(エアコン、照明、ブラインドの開閉、音楽、テレビ)を管理できる。

 

同船は2023年5月から10月までアテネ起点のエーゲ海、アドリア海クルーズに就航。冬季はオーストラリア、ニュージーランド地域にシフトする。

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