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シアトルのアラスカ・シーズンも始動

2023.04.18

アラスカ・クルーズのシーズンを迎え、バンクーバー港に続いてシアトル港の客船受け入れも本格始動した。15日、「ノルウェージャン・ブリス」(16万8028トン)がグレーシャー・ベイ、ジュノーなどを巡る7泊8日のアラスカ・クルーズに向け同港を出発したもの。シアトル港湾局は10月30日までに289便のクルーズ船が出航し、70万人がシアトル発着のクルーズに乗船すると予測している。

 

同港湾局は2023年のシーズン中、9億ドル以上の経済活動、5,500人の雇用、1,450万ドルの州税を見込んでいる。クルーズ船の岸壁の使用で1隻当たり400万ドル以上の経済効果を地元にもたらすとしている。

 

シアトル港は客船誘致と並行して環境対策も積極的に取り組んでおり、2030年までに寄港するすべてのクルーズ船に陸電供給を目指している。今年は同港に寄港するホーランド・アメリカ・ライン、カーニバル・クルーズ・ライン、プリンセス・クルーズのすべての船が陸電対応になる。クルーズ船が発着するターミナル91では、前年比2倍の延べ111隻が陸電システムに接続する見込み。

(写真提供/シアトル港湾局)

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