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「MSCエウリビア」、コペンハーゲンで命名式

2023.06.12
外国客船

MSCクルーズは8日、「MSCエウリビア」(18万1541トン)の命名式をコペンハーゲン(デンマーク)で開催した。命名者は女優のソフィア・ローレンさん。同船はLNGを主燃料にするMSCの第2船。船名は古代ギリシャ神話に登場する海の女神「エウリュビアー」にちなんで名付けられた。

 

エウリビアはサン・ナゼール(フランス)からコペンハーゲンまでの最初の航海で、マスバランス方式によるバイオLNGを試験的に利用。温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロの航海を完了し、将来のネット・ゼロ航海の可能性を示した。

 

同船には高性能の排水処理システムや廃棄物管理処理機能、エネルギー効率化設備など、海洋生態系を保全する最先端技術を採用。接岸中、船からのGHG排出ゼロを可能にする陸上電力の利用にも対応している。

 

MSCクルーズが取り組む海洋環境の保全をモチーフに、船体には鮮やかなフレスコ塗装を施した。海洋の繊細で複雑な生態系を保護することの重要性を伝えるため、ドイツのグフィック・アーティストにデザインを依頼した。

 

同船は6月から9月の夏季、キール(ドイツ)発着、コペンハーゲン発着でノルウェーフィヨルド・クルーズ7泊に就航する。

 

(写真提供:MSCクルーズ)

「MSCエウリビア」、コペンハーゲンで命名式
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