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博多港にアドラ・マジック・シティ初入港
2024.01.05
港
5日、博多港にアドラ・クルーズ運航の「アドラ・マジック・シティ」(13万5500トン、最大乗客定員5,260人)が初入港した。同船は中国で初めて新造された大型クルーズ客船で、外高橋造船所(上海)建造。1日から上海発着で営業航海を開始した。済州島、長崎のあと博多に寄港し、約3,000人の乗客が大濠公園や福岡タワーなど市内観光を楽しんだ。
初入港にあたり、福岡市港湾空港局などが船内で歓迎式典を開催した。冒頭、あいさつに立った竹廣喜一郎・福岡市港湾空港局長は「初寄港を心より歓迎する。マジック・シティは上海の別名と聞いている。デビュークルーズの寄港地に上海の姉妹港である博多港を選んでいただき光栄に思う。航海安全と乗客乗員の健勝を祈念する」と述べた。
これを受けてニクラス・ピータースタン船長は「本船はパンデミックの中断を含め4年をかけて建造した。今後も博多港への寄港を予定しており、旧正月には5,000人が乗船予定だ。次の客船も建造中で、今後ますます港と船社との関係は良いものになっていくだろう」と応じた。
船内には、船尾の航跡を望むメインダイニング(900人収容)、タイ・スタイルのシーフードレストラン、鉄板焼レストラン、VIPラウンジ、ソラリウム、多数の免税店などがある。アジア初の洋上クラフトビール工房では、ドイツの伝統的な醸造技術で新鮮なオリジナルビールを提供する。カジノはない。
写真1点目:博多港に入港するアドラ・マジック・シティ
写真2点目:歓迎式典。竹廣福岡市港湾空港局長(左から3人目)、ピータースタン船長(同4人目)ら
写真3点目:船内アトリウム
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