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TUIのクルーズ部門、収益が大幅改善

2024.02.16
業界

TUIグループの2024年度第1四半期(2023年10月〜12月)の売上高はクルーズ部門などの好業績が寄与し、前年同期比15%増の43億ユーロを計上した。基礎的EBIT(利息・税引前利益)は前年の1億5300万ユーロの損失から600万ユーロの黒字に浮上した。

 

クルーズ部門の売上高は前年同期比44.7%増の1億6680万ユーロ。基礎的EBITは乗客キャパシティの拡大やクルーズ運賃の大幅な上昇により、前年同期の20万ユーロから3450万ユーロに回復した。平均運賃は前年の175ユーロから17%改善し204ユーロとなった。旅客クルーズ日数(乗客数×クルーズ日数)は233万6,000人・日で前年同期(237万9,000人)をわずかに下回った。

 

クルーズの現在の客室稼働率は前年同期を13%上回っているが、この上昇はシーズン中にある程度正常化する見込み。グループが運営する合弁会社を含む3つの船隊(アイーダ・クルーズ、ハパックロイド・クルーズ、マレラ・クルーズ)について、2024年上半期の利用可能な旅客クルーズ日数は前年同期比9%増加するが、平均運賃は前年同期比で2%減となる見込み。

 

写真提供:TUIグループ

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