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クレセント・シーズのレジデンス客船、2隻目は「インシグニア」

2025.04.04
外国船社

客室の分譲・リースでレジデンス・スタイルのクルーズ事業を展開するクレセント・シーズは3日、2隻目の船としてオーシャニア・クルーズの「インシグニア」(3万277トン、1998年竣工)を追加することを明らかにした。5000万ドル超の大規模な改修工事を施した後、2027年末に就航する予定。同社は今後5年間でさらに3隻のレジデンス客船を投入する計画。

 

インシグニア(290室)は65万ドル〜1000万ドルの価格帯で分譲予定。今夏にゲイル・マイアミ・ホテル&レジデンスの8階にあるギャラリーで一般向けに販売を開始する。

 

クレセント・シーズは第1船としてリージェント・セブンシーズ・クルーズの「セブンシーズ・ナビゲーター」(2万8803トン、1999年竣工)を改修し投入する。210室の価格帯は75万ドル〜800万ドル。4月9日から販売が始まる。就航は2026年12月。

 

同社は米国のGFOインベストメントの一部門。GFOの設立者は、元ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス(NLCH)会長のラッセル・W・ガルバット氏。同氏は米国の大手不動産開発会社の一つ、クレセント・ハイツの代表取締役兼共同設立者で、クルーズ業界のみならず住宅、都市開発に精通している。

 

クレセント・シーズの船は世界一周に就航。船内サービスはアポロ・グループのスタッフが既存船から引き続き携わり、ホスピタリティと料理を提供する。

 

写真:ナビゲーター 提供: Bespoke Luxury Marketing/Crescent Seas

クレセント・シーズのレジデンス客船、2隻目は「インシグニア」
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