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プリンセス、サファイアとダイヤの2隻に大桑誠氏の寿司レストランを新設

2025.08.08
日本船社

プリンセス・クルーズは、2025年秋に「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン)と「サファイア・プリンセス」(11万5875トン)の2隻に、スペシャリティ・レストラン「マコト・オーシャン」を新設すると発表した。同レストランは、愛知県名古屋市出身で現在はアメリカに拠点を置く大桑誠氏が監修する。同氏は江戸前寿司35年の経験を持つ。

 

「マコト・オーシャン」は2024年2月に就航した同社の「サン・プリンセス」(17万7882トン)に設置されたレストランで、江戸前寿司を中心とした創作料理を提供して好評を博している。既報のとおり、2027年はダイヤモンド・プリンセスとサファイア・プリンセスの2隻体制で日本発着クルーズが行われ、2隻に新設される同レストランにおいてもサン・プリンセスと同様のメニューを提供する予定である。

 

大桑氏は15歳から寿司職人としての修業を開始。約10年の修業を経て渡米し、アイアンシェフの森本正治氏と共に働いたのち、2011年にマイアミで自身の名を冠したレストラン「マコト」をオープンした。現在、全米で最も売上の高い日本食レストランに成長している。

 

8月7日に都内で行われた日本発着クルーズのキックオフ・イベントには大桑氏も登壇。「マコト・オーシャンは、日本の文化と精神を世界に伝える場。料理は人と人をつなぐもので、世界中から来る方々に日本の美しさ、味わい、心を届けられるよう努める」と抱負を語った。

 

このキックオフ・イベントには2024年にプリンセス・クルーズの社長に就任したガス・アントーチャ氏も来日。大桑氏について「江戸前寿司の伝統を尊重しながらも新鮮で現代的なアプローチを取り入れ、国際的に高い評価を確立している。私たちの船上でのサービスに新たな優雅さと本物の味わいをもたらしてくれる」と述べた。

 

日本発着クルーズに先立ち、サファイア・プリンセスにマコト・オーシャンを船内に新設する。ダイヤモンド・プリンセスでは現在Kai寿司がある部分をマコト・オーシャンに変更する。また、2025年10月にデビュー予定のスター・プリンセスにも同レストランが展開される予定である。

 

写真は左からキックオフ・イベントで登壇する大桑氏、大桑氏の料理一例。

プリンセス、サファイアとダイヤの2隻に大桑誠氏の寿司レストランを新設
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