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バイキングの第2四半期、売上18.5%増、純利益は2.7倍

2025.08.25
業界

バイキング・ホールディングスの2025年第2四半期(4月〜6月)は、売上高18億8036万7000ドル(前年同期比18.5%増)、純利益は4億3923万7000ドル(前年同期1億5976万8000ドル)で、2.7倍の増益だった。

 

この結果、上半期(1月〜6月)の売上高は27億7742万3000ドル(同20%増)、純利益は前年同期の3億3093万4000ドルの赤字から3億3378万5000ドルの黒字に転換した。前年同期は株価上昇に伴うワラント(新株予約権)に関する評価損1億2300万ドル、IPO直前に普通株に転換した際の費用など6580万ドルが含まれていた。

 

第2四半期のネット・イールド(1人当たりの実質的な客単価)は607ドルで、前年同期比8%増。調整後EBITDA(利息・税金・償却前利益)は6億3290万ドルで、同28.5%増だった。純利益ベースの希薄化後EPS(1株当たり利益)と特殊要因を除いた調整後EPSは共に0.99ドルで、前年同期の希薄化後EPS0.38ドル、調整後EPS0.8ドルをそれぞれ上回った。

 

2025年シーズンの運航キャパシティは2024年比で12%増、2026年シーズンは2025年比で9%増。8月10日現在、2025年シーズンは96%、2026年は55パーセントを販売済み。前受予約額は2025年シーズン分が56億3800万ドル(前年同期比25%増)、2026年分は38億8300万ドル(同13%増)。

 

リバークルーズ部門は6月30日現在、前年同期末に比べ3隻増え、72隻を運航(チャーター船含む)。上半期の乗客数は16万3246人(前年同期15万574人)で、乗船率は95.6%(同94.7%)。調整後粗利益は7億6843万2000ドル(同6億6367万2000ドル)、ネット・イールドは607ドル(同568ドル)。

 

オーシャン・クルーズ部門は、前年同期に比べ1隻多い10隻の外航客船を運航。上期の乗客数は13万3622人(同11万9152人)で、乗船率は95.2%(同94.9%)。調整後粗利益は8億8754万5000ドル(同7億1056万9000ドル)、ネット・イールドは551ドル(同492ドル)だった。

 

写真提供:バイキング

バイキングの第2四半期、売上18.5%増、純利益は2.7倍
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