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バイキングは21日、バーゼル（スイス）で新造リバー客船9隻の命名式典を開催、通算100隻目の船を迎えた。同社の船隊はリバー、外航（含むエクスペディション）合わせて100隻超に達し、クルーズ業界最多となった。

新造船はライン川、マイン川、ドナウ川で4隻、セーヌ川、ドウロ川、メコン川で3隻、ナイル川で2隻を運航する。命名式はスイスをはじめ、フランス（パリ）、ドイツ（ロストック）、ポルトガル（ポルト）、ベトナム（ミトー）、エジプト（ルクソール）の6カ国で同時開催した。式典はバーゼに停泊中の「バイキング・ホニール」船上で行われ、他の8隻とオンラインでつなぎ節目を祝った。

命名者は、バイキングの経営幹部や事業パートナーから9人が選ばれた。イベントでは世界的なソプラノ歌手シセル・シルシェブーさん、ノルウェーのバイオリンニスト、トール・ヤラン・アポルドさん、ウイーン・レジデンス管弦楽団、バーゼル女子合唱団の歌と演奏が華を添えた。

9隻の船名、命名者、配船先は、次のとおり。仕様はライン川、ドナウ川、マイン川向けの全長135メートル、幅12メートル、乗客定員190人（95室）など。

▽「バイキング・ネルサス」（セーヌ川）
アリソン・ベッカー氏／バイキング上級副社長兼法務顧問

▽「バイキング・ダグル」（ライン川、マイン川、ドナウ川など）
サラ・コンリー氏／バイキング上級副社長（ブランド・クリエイティブ＆コミュニケーション担当）

▽「バイキング・ギュダ」（ドウロ川）
チトラ・ゴースワミ氏／バイキング上級副社長（財務担当）

▽「バイキング・エルディル」（ライン川、マイン川、ドナウ川など）
ユミ・キム氏／バイキング上級副社長（欧州財務担当）

▽「バイキング・アナール」（ライン川、マイン川、ドナウ川など）
ミッシェル・パターソン氏／バイキング上級副社長（経理・経営管理担当）

▽「バイキング・トンレ」（メコン川）
ローラ・パールマン氏／バイキング上級副社長（国際マーケティング企画＆商品担当）

▽「バイキング・ホニール」（ライン川、マイン川、ドナウ川など）
ミッシェル・サエゲッサー氏／バイキング副社長（トレード開発＆トレーニング担当）

▽「バイキング・トート」（ナイル川）
ユセフ・ファド・アミン氏／シェリー・ナイル・クルーズCEO兼会長

▽「バイキング・アムン」（ナイル川）
シェリフ・エル・バンナ氏／コスモス・エジプトCEO

写真提供:バイキング