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大株主のエリオット、NCLH経営陣の刷新迫る
ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)の大株主エリオット・インベストメント・マネージメントは17日、NCLHの10年以上にわたる経営判断の誤り、業績不振の原因などを指摘し、取締役会の刷新、経営陣の交代、新たな事業計画の策定と実行を迫る株主提案をまとめ、書簡で申し入れたことを明らかにした。エリオットは現在、NCLHの株式を10%超取得している。
エリオットが経営陣や株主に送付した書簡/プレゼン資料を公開したもので、変革に向けた十分な進展がない場合、年次株主総会で直接株主に訴えるとしており、役員の差し替え要求や委任状争奪に発展する可能性もある。NCLHは年次株主総会の日程はまだ告知していないが、毎年6月頃に開催している。役員の独自候補擁立に関連し、ライバル社で辣腕を振るったベテラン経営者の名前が報じられている。
資料ではロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)やカーニバル・コーポレーションと比較し、業績、株価、財務内容が著しく劣後していると指摘。同業他社がパンデミック前を上回る勢いで株価を伸ばしている中、NCLHの株主は莫大な機会損失を被っていると主張、NCLH役員会の一貫性のない戦略、不正確な見通し、コスト管理の甘さ、実行力不足など経営の失敗を厳しく断じている。NCLHは2013年の新期株式公開(IPO)時には業界トップの財務内容だったが、この10年間で「明確な業界の劣等生」に転落したとしている。
また、「クルーズ業界でのエグゼクティブ経験がない、長期在任の取締役をCEOに任命したことは、取締役会がまともな後継者育成プロセスを行えなかったことの明白な証拠である」とし、NCLHが今月12日にジョン・W・チッドシー氏を新CEOに任命した役員会のあり方を批判している。
エリオットは書簡の中で、改革が進めば株価は現在の水準に比べ159%上昇し、1株当たり56ドル に達するとの見解を示している。
公開書簡 https://elliottletters.com/norwegian-now/

