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シルバーシー、南極クルーズの拠点ホテル内部を紹介
シルバーシー・クルーズは26日、チリ最南端のプエルト・ウィリアムズに建設中のホテル「ザ・コーモラント・アット・55サウス」(全150室)の内部を公開した。10月に開業予定で、ここを拠点に南極へのフライ&クルーズを展開する。
シルバ―シーのバート・エルナンデス社長はホテルについて「船上で期待される快適さやパーソナライズされたサービスを提供するとともに、この特別な地域の豊かな文化、伝統、自然美を体験できる空間」と述べている。
森に囲まれた客室からはビーグル水道の景色が望め、パタゴニアの自然を身近に感じることができる。インテリアは木や土の温もりを伝える色合いを用い、全室にチリの職人が手掛けた手作りの品を装飾に取り入れている。
暖炉のある豪華なラウンジでは、上質なワイン、シグネチャー・カクテルなどを味わいながら、窓越しに広がる風景を楽しめる。南緯55度付近という立地に由来するダイニング「ラティチュード55」では、地域の食材を使ったシェフの創作メニューでもてなす。そのほか、バーやショップもオープンする。
宿泊者は自然歩道散策、ハイキング、カヤック、野生動物の観察などのアクティビティを通して、プエルト・ウィリアムズの豊かな自然を探訪できる。ホテルは10月〜3月の季節営業。
南極へのフライ&クルーズが主流になりつつある中、同社がシームレスなラグジュアリー感を全面に打ち出し差別化を狙ったのが、このホテル建設。単にクルーズの前後泊に滞在するためだけの施設ではなく、極地の旅への没入感を深めると同時に、難所といわれる”吠える”ドレーク海峡の航海を回避する南極クルーズの拠点となる。プエルト・ウィリアムズから空路キングジョージ島(サウス・シェトランド諸島)に渡り、船に乗り込むプランを組んでいる。
具体的にはチリの首都サンディエゴからチャーター機でプエルト・ウィリアムズへ移動。ホテルで1泊後、約2時間のフライトでキングジョージ島に行き、海上に停泊中の本船にゾディアックボートを使って乗船する。通常2日かかるドレーク海峡通過が大幅に短縮できる上、旅程の確実性が高まることになる。
写真提供:シルバーシー


