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カーニバルの売上高が過去最高、自社株買い25億ドル

2026.03.31
業界

カーニバル・コーポレーションが27日発表した2026年11月期第1四半期(2025年12月〜2026年2月)決算は、売上高が前年同期比6.1%増の61億6500万ドルとなり、第1四半期として過去最高を更新した。純損益は前年同期の7500万ドルの赤字から2億6300万ドルの黒字に浮上した。

 

旺盛な需要を背景に予約数も過去最高を記録。2026年通期の予約枠は既に約85%が埋まっており、ジョシュ・ワインスタインCEOは「歴史的な高価格帯を維持している」と自信を示した。顧客からの前受金(予約金)も約80億ドルと過去最高の水準に達している。

 

調整後EBITDA(利払い・税金・償却前利益)は13億ドルと、第1四半期ベースで過去最高を記録。1株当たり利益(EPS)は0.19ドル(調整後0.20ドル)だった。

 

2026年通期の調整後純利益見通しは、約30億7000万ドル。好調な予約や単価上昇、運航効率化などで約1億5000万ドルの利益改善要因があるものの、地政学リスクなどに伴う5億ドル規模の燃料費高騰が響き、昨年12月時点の予想(34億5000万ドル)からは下方修正となった。

 

一方、調整後EBITDAの見通しは、本業の堅調さを反映して前回の71億9000万ドルから76億3000万ドルへと引き上げた。

 

あわせて同社は、2029年までの新中期経営計画を発表。投下資本利益率(ROIC)16%以上、前年比でEPS50%以上の拡大を目標に掲げた。株主への利益配分も加速し、営業キャッシュフローの40%以上(総額約140億ドル)を還元する計画。

 

その第一弾として、取締役会は25億ドルの自社株買いを承認し、コロナ禍で膨らんだ負債の圧縮を継続しつつ、経営が完全な成長局面に入ったことを強く印象付けた。自社株買いは、二重上場構造の統合に関する株主総会後の4月17日以降に開始する予定。

 

写真:ジョシュ・ワインスタインCEO  提供:カーニバル・コーポレーション

カーニバルの売上高が過去最高、自社株買い25億ドル
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