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東海汽船、水中生物衝突対応訓練を高速船で実施

2020.12.16
フェリー

東海汽船は15日、高速ジェット船を使用した、水中生物との衝突に対する避難・誘導等の訓練を実施した。同訓練は、東京港西航路入口で水中生物と衝突し、多数の負傷者が発生、全部の水中翼が脱落し、航行不能になったことを想定。海上保安庁の主催によるもので、警視庁、東京消防庁など関係機関が協力し、約40名で今年就航したばかりの「セブンアイランド結」で実施された。使用船は海上保安庁の巡視艇「やまぶき」をはじめ、監視艇「れぷす」などあわせて7艇で、これに海上保安庁羽田航空基地のヘリコプター「MH690」が参加した。

訓練内容は、①海上保安庁ヘリコプターと特殊救難隊による高速ジェット船からの負傷者吊り上げ救助、②高速ジェット船から海上保安庁に対する118番通報・情報取集及び伝達訓練、③巡視艇を高速ジェット船へ横付けし、船体の状況確認、船内でのトリアージ実施、④高速ジェット船から巡視艇、消防艇、警備艇への負傷者(乗客カード)揚収、⑤巡視艇による高速ジェット船曳航訓練で、午前と午後の部の2部に分けて行われた。

左:負傷者吊り上げ救助訓練
中央:船内でのトリアージ訓練
右:高速ジェット船の曳航訓練

東海汽船、水中生物衝突対応訓練を高速船で実施
東海汽船、水中生物衝突対応訓練を高速船で実施
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