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カーニバル・グループ第3四半期、純損失29億ドル、売却は18隻に

2020.09.17
業界

カーニバル・コーポレーションは15日、2020年度第3四半期(2020年6月~8月)決算を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ほぼ全船で運航停止が続いていることから、純損失は29億ドル(約3048億円)に達した(米国会計基準)。この中には9億ドルの船の減損損失が含まれる。8月末現在、82億ドルの流動性を確保している。

2020年度第3四半期までの9カ月間(2019年12月~2020年8月)の純損失は80億ドルで、うち減損損失は38億ドルだった。

同社は船の売却を加速する方針で、7月末発表の15隻からさらに増やし、合計18隻を売却する。どの船を追加するかは明らかにしておらず、「効率の悪い船」が全体に占める割合はキャパシティーの12パーセント、営業利益のわずか3パーセントにすぎない、としている。すでに処分が決定しているのは以下の9隻(既報)。

ホーランド・アメリカ・ライン
・アムステルダム(6万2735トン)
・ロッテルダム(6万1849トン)
・マースダム(5万5575トン)
・ヴィーンダム(5万7092トン)

カーニバル・クルーズ・ライン
・カーニバル・ファンタジー(7万367トン)
・カーニバル・インスピレーション(同)
 ※そのほか2隻を長期レイアップ(係船)
・カーニバル・ファッシネーション(7万538トン)
・カーニバル・イマジネーション(7万367トン)

コスタ・クルーズ
・コスタ・ビクトリア(7万5166トン)
・コスタ・ネオロマンチカ(5万6769トン)

P&Oクルーズ
・オセアナ(7万7499トン)

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