【乗船レポート】持続可能で先駆的なMSCクルーズの最新客船
「MSCワールドエウローパ」

●グレードアップしたMSCヨットクラブ

 

MSCクルーズ客船の充実の施設を利用しながらも、専用ラウンジやレストランに加え、特別なサービスが受けられる「MSCヨットクラブ」は日本人にも人気だ。

 

同船ではヨットクラブの施設が船首の19〜22デッキと、4フロアに拡充した。19デッキには24時間対応のレセプションに加え、「トップ・セイル・ラウンジ」も。同船ではラウンジの外にもソファとテーブルがあり、開放感がぐっと広がった。スワロフスキーの階段で20デッキに上れば、専用のエレガントな「MSCヨットクラブ・レストラン」だ。

MSCヨットクラブの施設。「MSCヨットクラブ・レストラン」から続くスワロスキーの階段(同船ではここのみ)
CRUISE GALLERY
MSCヨットクラブの施設。「MSCヨットクラブ・レストラン」から続くスワロスキーの階段(同船ではここのみ)

21デッキには気楽に軽食やドリンクが楽しめる「グリル&バー」。客室を挟んだ反対側にはメイン・プールや船尾側を眺められる広いラナイ(ベランダ)もある。さらに22デッキには「サンデッキ&プール」が。プールやジャクジーを囲むようにデッキチェアやカップルでくつろげるカバナが並ぶ。

船首に沿ってテーブルが並ぶ「グリル&バー」
「トップセイル・ラウンジ」。ラウンジの外のソファは夜になると蛍光色に
「サンデッキ&プール」ではパノラマビューを楽しみながらプールや日光浴がかなう
CRUISE GALLERY
「サンデッキ&プール」ではパノラマビューを楽しみながらプールや日光浴がかなう

ヨットクラブの上質な空間ももちろん魅力的だが、私個人的には船尾のY字スペース「ワールド・プロムナード」も上層階に上ることなく、のんびりと散歩して(時にいろんなショップやカフェ、ラウンジに吸い込まれつつ)、船尾からの航跡を眺めることができるので捨てがたい。

 

全力でこの美しい船を堪能しながら、MSCクルーズが掲げる“持続可能で、より良い未来のクルーズ”を、ずっと、そして何度も、体験していきたいと心の底から思わずにいられない時間となった。

 

【取材メモ】
MSCクルーズネーミングセレモニークルーズ
日程:2022年11月12日(土)〜14日(月)
船名:MSCワールドエウローパ(MSCクルーズ)
就航年:2022年11月
総トン数:21万5,863トン
乗客定員:6,762人/乗組員数:2,138人
全長:333.3メートル/全幅:47メートル
協力:MSCクルーズ・ジャパン
https://www.msccruises.jp

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