〈徳島小松島港〉阿波おどりのダイナミズムと歴史、自然、食を満喫

〈徳島小松島港〉阿波おどりのダイナミズムと歴史、自然、食を満喫
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2024.03.28
秘境・祖谷の「かずら橋」

四国東部に位置する徳島県。その東側にある「徳島小松島港」は四国と関西圏を結ぶ海上交通の重要拠点としての役割を担う。17万トン級までの大型客船に対応する赤石岸壁をはじめ、沖洲(外)、金磯、本港の4つの岸壁には、お盆の阿波おどり期間を中心に国内外から多くのクルーズ船が寄港。岸壁でのおもてなしの定番もやはり「阿波おどり」で、乗客も踊りの輪に加わり、一体となって繰り広げられる演舞が毎回好評を集めている。

 

人気の観光スポットは、阿波おどりを通年で楽しめる「阿波おどり会館」、世界の名画やシスティーナ礼拝堂を陶板で原寸大に再現した「大塚国際美術館」、観潮船で間近に楽しめる「鳴門の渦潮」、四国八十八カ所霊場めぐりの第1番札所「霊山寺」、線路と道路の両方を走行できる「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の乗車体験、雄大な渓谷美をなす「大歩危・祖谷」など。「祖谷のかずら橋」は約6トンものシラクチカズラで編まれた吊り橋で、日本三大奇橋のひとつ。祖谷エリアでは芋やそば団子を囲炉裏で回しながら焼く郷土料理「でこまわし」も味わってみたい。

 

また、「阿波十郎兵衛屋敷」では国の重要無形文化財に指定される「阿波人形浄瑠璃」を毎日上演。義太夫節の浄瑠璃、太棹の三味線、三人遣いの人形で演じる物語は、小さな仕草や音曲も圧巻。英語字幕対応で、外国人客にも大人気だ。

 

グルメ探訪なら、鳴門鯛の「鯛めし」や、ハモ、阿波尾鶏、徳島ラーメン、半田そうめん、など。すだち、なると金時、鳴門わかめなどの特産物も豊富。大谷焼、阿波和三盆糖、色合いも美しい藍染製品、竹細工などはお土産に絶好だ。

 

【赤石岸壁  DATA】
最寄り空港 徳島阿波おどり空港まで約27キロ/約60分(バス)
最寄り駅 JR南小松島駅まで約8キロ/約15分(バス)
市街地まで 徳島市中心部まで約40分(バス)

 

【沖洲(外)岸壁  DATA】
最寄り空港 徳島阿波おどり空港まで約15キロ/約40分(バス)
最寄り駅 JR徳島駅まで約5.5キロ/約15分(バス)
市街地まで 徳島市中心部まで約15分(バス)
※クルーズ船が寄港する岸壁は他に2つ(金磯岸壁、本港岸壁)あります。

 

■問い合わせ先
徳島県県土整備部運輸政策課港にぎわい振興室

徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」

実演と体験を楽しめる「阿波おどり会館」
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伝統的手法で作られる阿波和三盆糖は上品な甘さ
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CRUISE臨時増刊『クルーズ客船データブック2024-2025』に掲載(2024年3月発売)
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