MSCクルーズ最新情報――新造船&世界最大級ターミナルにF1、万博も



新造船「MSCワールド・アメリカ」
スイスを拠点に世界に展開するMSCクルーズが、満を持してクルーズの本場アメリカに乗り込んだ。今年4月にデビューした「MSCワールド・アメリカ」は、液化天然ガス(LNG)燃料を採用した21万トン超の「ワールド・クラス」第2船。バルバスバウ(球状船首)のない斬新なデザインだ。
船内空間も新しさに満ちている。船体後部の約100メートルは中央をオープンにした、8層吹き抜けの屋外プロムナード「ワールド・プロムナード」。レストランやショップが軒を連ね、航跡を眺めながらLEDライトショーを楽しめるという趣向だ。
ダイニングは13カ所、うち6カ所のスペシャリティー・ダイニングにはアメリカン・スタイルのステーキハウスやタコス、鉄板焼&寿司のほか、初登場のギリシャ料理も。
ファミリー向けエリア「ザ・ハーバー」には軽食を楽しめるフードトラックが登場し、リゾート気分がさらにアップした。
さらに特別なサービスが受けられる「MSCヨットクラブ」は15~21デッキの6フロアに拡充。カリブ海でその真価を確かめたい。


世界の味覚を気軽に味わう
メインダイニング(写真)やスペシャリティー・ダイニングはもちろん、ビュッフェやグラブ&ゴーの軽食が充実。タコスやギリシャ料理が気軽に味わえる。


世界初の水上ブランコも!
20デッキに登場したファミリー向けエリア「ザ・ハーバー」には高速スライダーやバンパーカーのほか、スリリングな世界初の洋上ブランコが登場。


コンサート・スタイルのショー
世界各国で上演されている『ダーティー・ダンシング・イン・コンサート』が洋上に登場。80年代のヒット曲とダンスで会場全体がアツくなる!
(c)Ivan Sarfatti


さらに進化したヨットクラブ
日本人に人気の上級カテゴリー。専用のサンデッキ&プール、グリル&バーもありリゾート感満載。光輝くスワロフスキーの階段も健在だ。
船名:MSCワールド・アメリカ
船会社:MSCクルーズ
総トン数:21万6638トン
全長:333,3メートル
型幅:47メートル
就航年:2025年4月
乗客用デッキ数:16
客室数:2.614人
乗客定員:6.764人
乗組員数:2.138人