〈福江港・青方港〉椿咲く入り江と教会めぐりの五島列島
長崎県の西部、東シナ海に浮かぶ120以上もの島々からなる五島列島。ほぼ全域が西海国立公園に指定され、豊かな自然景観をもつ五島には、椿が多く自生。椿油は遣唐使の貢物などにも珍重されたといい、いま自然派のスキンケアに人気だ。
近世のキリスト教禁教令下には、九州本土から潜伏キリシタンが新天地を求めて五島に移住。その苦難の歴史は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の教会堂や殉教地に刻まれ、教会めぐりに深い感慨をもたらす。
福江港は、五島列島最大の面積をもつ福江島の玄関であり、五島全体のメインゲート的存在。「旧五輪教会堂」のある久賀島などへも福江港から船でアクセスする。海の護りを石垣に遺す「福江城」、島内周遊の折々に仰ぎ見る「鬼岳」は、その名前に反して穏やかな稜線をもつ。ダイナミックな景観の「大瀬埼灯台」、五島ジオパークの見どころ「 鐙瀬溶岩海岸」、澄んだブルーの「高浜海水浴場」も必見スポット。遣唐使船の風待ちを見てきた丘の上には、空海の像と「辞本涯」(日本の果ての地を去るの意)の碑が立つ。多くの教会堂やキリシタン墓地がある一方、古刹の仏教寺院や「五島八十八カ所霊場巡り」お遍路もある。その歴史文化を海の眺めとともにじっくり訪ねたい。
新上五島町・中通島の青方港からは、珍しい石積みの「頭ヶ島天主堂」や、小型船でしか近づけない「キリシタン洞窟」へ。教会堂の内部装飾に椿のモチーフも多い。奈良尾神社の「あこう樹」は樹齢650年以上、国の天然記念物でパワースポットとしても有名。若松瀬戸など美しい海岸線をめぐるクルージングでは、本マグロ養殖場の見学も。「生の本マグロ」は、島内スーパーでのマグロ解体ショーや飲食店イベントなどで味わえる機会も多く、新上五島観光の新グルメとして話題を呼んでいる。
【問い合わせ先】
■長崎県クルーズ振興協議会






■福江港 DATA
最寄り空港 五島福江空港まで約5キロ/約10分(車)
市街地まで 五島市中心部まで約10分(徒歩)
■青方港 DATA
市街地まで 有川地区中心部まで約15分(車)







