〈郷ノ浦港・厳原港〉魏志倭人伝に記された国境の島に歴史ロマンをたどる
日本遺産第1号として“国境の島 壱岐・対馬・五島”が2015年に認定されてから、10年以上が経過。『魏志倭人伝』にも記された壱岐・対馬は、古代より日本と大陸を結ぶ「海の道」の要衝だった。
壱岐は急峻な山が少ない島で、穏やかな田園風景のなかに弥生時代の集落跡や由緒ある神社仏閣が残る。島の南西部に位置する郷ノ浦港から、高床式倉庫などが復元された「原の辻遺跡」や「壱岐市立一支国博物館」をめぐり、古代へのタイムスリップが楽しめる。原の辻遺跡では、大陸の高度な土木技術を取り入れた日本最古の船着場跡も発見されている。
ウニ、イカ、ブリ、マグロなど海の幸はもちろん、アスパラガスや島豆腐も有名。島の自然が育んだ「壱岐牛」「壱岐焼酎」も、グルメ垂涎の味わいだ。
対馬は、朝鮮半島に対面する島で、古代より海路利用の交流・交易に支えられてきた。厳原港を拠点にしたおすすめの観光地は、対馬藩主・宗氏の壮麗な墓所がある「万松院」と、その宗家が長年にわたり外交実務を担った朝鮮通信使について知ることができる「対馬朝鮮通信使歴史館」だ。また、「対馬博物館」では、国境の島ならではの自然・歴史・文化をじっくりと学ぶことができる。
島の中央を南北に分ける浅茅湾は日本有数の総延長を誇るリアス海岸で、石造りの海中鳥居が並び、神話の時代を伺わせる「和多都美神社」や、飛鳥時代の古代山城「金田城跡」へのアクセス海路でもある。加えて、2027年大河ドラマ「逆族の幕臣」の主人公・小栗忠順が外国奉行として交渉にあたったポサドニック号事件(ロシア軍艦対馬占領事件)はこの湾内が舞台となった。
対馬北部へ足を延ばすと釜山の街並みを水平線に見ることができる「韓国展望所」や、国の天然記念物ツシマヤマネコを一般公開している「対馬野生生物保護センター」がある。
【問い合わせ先】
■長崎県クルーズ振興協議会






■郷ノ浦港 DATA
最寄り空港 壱岐空港まで約11.6キロ
市街地まで 郷ノ浦町中心部まで約5分(車)
■厳原港 DATA
最寄り空港 対馬空港まで約13キロ/約20分(車)
市街地まで 厳原町中心部まで約15分(徒歩)/約5分(車)







