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2021年ワールドクルーズ、各社が中止の動き

2020.08.27
外国客船

新型コロナウイルスの影響により各国で渡航制限が続いていることなどから、各船会社が2021年のワールドクルーズを中止する動きが出ている。

キュナード・ラインは2021年1月3日から予定していた「クイーン・メリー2」(14万9215トン)によるワールドクルーズ(ニューヨーク発着113泊)を中止。代替として2022年1月からサウサンプトン発着104泊で実施する計画だ。

そのほか、いずれも2021年1月出発のワールドクルーズの中止が相次いでいる。リージェント・セブンシーズ・クルーズの「セブンシーズ・マリナー」(4万8075トン、マイアミ発バルセロナ着119泊)をはじめ、オーシャニア・クルーズ「インシグニア」(3万277トン、マイアミ発ニューヨーク着179泊)、プリンセス・クルーズ「アイランド・プリンセス」(9万2822トン)、シーボーン・クルーズ「シーボーン・ソジャーン」(3万2477トン、マイアミ発着139泊)、ホーランド・アメリカ・ライン「アムステルダム」(6万2735トン、フォートローダデール発着127泊)など。

一方で、1月5日発「クリスタル・セレニティ」(6万8870トン、マイアミ発ドーバー着139泊)や、1月7日発「シルバー・ウィスパー」(2万8258トン、フォートローダデール発ニューヨーク着149泊)は現時点では中止になっていない。2船とも日本寄港の予定がある。

中止を決定したキュナード・ラインは「見通しが不透明である現在、さまざまな国から乗客を迎え、さまざまな国や大陸を訪れるという複雑さがワールドクルーズにはあること、各国で旅行への制限が更新され続けていることから、今回の決定に至った」としている。

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