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日本船3社がタッグを組む「Let’s Go! クルーズキャンペーン」10月より実施

2022.08.26
日本客船

日本船3社がタッグを組むキャンペーンが10月よりスタートする。「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」「ぱしふぃっく びいなす」いずれかの対象コースに乗船した人に対し、クルーズ旅行券10万円がペアで全9組に当たる「Let’s Go! クルーズキャンペーン」。一般社団法人日本旅行業協会(JATA)の定例記者会見でその詳細が明らかにされた。

 

同キャンペーンの対象コースは飛鳥Ⅱ4コース、にっぽん丸3コース、ぱしふぃっく びいなす5コースの計12コース。旅行券当選者が利用できるクルーズは旅行券発送時に明記されるが、申込した客船とは別の客船も希望できる。例えば飛鳥Ⅱの対象コースに乗船して申込みを行い、にっぽん丸のクルーズが当たることもある。詳細は下記の通り。

 

記者会見の冒頭、JATA副会長である、阪急交通社の酒井淳代表取締役社長が「かつてクルーズ旅行は最も成長が期待できる商品であったのが、コロナ禍で非常に大きな影響を受けている。そんな中、水際対策も緩和され、リベンジ旅行と言われる動きもある。クルーズ旅行は決して安くはないが、すべての世代に満足度が高い商品だ。こうしたキャンペーンとともに関係各社に水際対策の撤廃を依頼し、海外旅行を早く楽しんでいただきたい」と語った。

 

続いて一般社団法人日本外航客船協会の松本隆司常務理事・事務局長があいさつ。「クルーズ船は新型コロナウイルスの流行により、いったん運航停止になった。その後運航再開に当たって当協会では『外航クルーズ船事業者の新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン』を発表、状況にあわせて第7版まで改定を続けている。お客様の安全を第一に、クルーズ業界が以前の活気を呈すよう尽力していくのが当協会の役目」だと述べた。

 

その後、JOTCクルーズ旅行推進部会の部会長であるクルーズのゆたか倶楽部の松浦賢太郎代表取締役社長がキャンペーンについて説明。「普段はライバル同士の日本船3社が、クルーズの復興を目指して手を取り合ったのがこのキャンペーンの特徴で、飛行機で例えてみれば、JAL(日本航空)に乗ってANA(全日空)の航空券が当たるようなもの。業界全体で協働し、一日も早くかつての輝きを取り戻す必要がある」と語った。あわせて「邦船では乗船前のPCR検査を行っているなど、安全対策をさらにPRする必要がある」とも述べた。

 

松浦部会長によると、日本船3社によるキャンペーンは2006年以来。当時はPR中心だったため、これだけの規模で乗客に還元するキャンペーンは初めてだという。「クルーズはもともとリピーターのお客さまが多いが、現在は見合わせている方もまだいる。そうした方々に対し、再びクルーズを楽しんでもらいたいという思いがある」という。

 

会見ではこのキャンペーンのサポーターを務める歌手・麻倉未稀さんが登壇。日本船3社すべてに乗船経験があり、「船旅でしか見られない景色があるし、3隻それぞれの良さがある。このキャンペーンにより、その違いを楽しんでいただく機会にもなれば」と語った。

 

Let’s Go! クルーズキャンペーン概要

 

■応募方法
キャンペーン申込用紙をクルーズの最終日程表送付時に配布。必要事項を記入の上、記載の送付先まで郵送

 

■キャンペーン期間
2022年10月~12月
※期間内のクルーズ会社指定コース乗船

 

■賞品
クルーズ旅行券10万円分×ペアを各船毎に3組、計9組

 

■申込締切日
2023年1月31日(火)まで(当日消印有効)

 

■抽選日
2023年2月中旬(予定)
※当選者の発表は、2023年2月下旬の賞品をもって代える

 

■Let’s Go! クルーズキャンペーン公式サイト
https://letsgo-cruise2022.com/

 

写真は左よりJOTCクルーズ旅行推進部会の部会長であるクルーズのゆたか倶楽部の松浦賢太郎代表取締役社長、サポーターを務める歌手・麻倉未稀さん、一般社団法人日本外航客船協会の松本隆司常務理事・事務局長、JATA副会長である、阪急交通社の酒井淳代表取締役社長

 

日本船3社がタッグを組む「Let’s Go! クルーズキャンペーン」10月より実施
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