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コスタ・クルーズは18日、「コスタ・トスカーナ」（18万3900トン）にスペースXのスターリンクWi-Fiを導入したことを明らかにした。同社は今年12月までに、姉妹船「コスタ・スメルダ」はじめ全船でスターリンクによるWi-Fiサービスを提供する。

同社ゲスト・エクスペリエンス／オンボード・レベニュー担当のジュゼッペ・カリーノ副社長は「船内サービスを強化し、乗客と乗組員の期待を超える革新的なソリューションを採用することに引き続き取り組んでいる。スターリンク低軌道衛星の革新的な機能により、当社の船はこれまでにない高速で信頼性の高いインターネット接続にアクセスできるようになる」としている。

世界のクルーズ業界ではスターリンクの導入が一気に広がりを見せている。カーニバル・コーポレーション傘下ではコスタのほか、カーニバル・クルーズ・ライン（CCL）、アイーダ・クルーズ、ホーランド・アメリカ・ライン（HAL）、プリンセス・クルーズ、P&Oクルーズ、P&Oクルーズ・オーストラリア、キュナード・ラインでスターリンクWi-Fiの整備を計画。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル（RCI）、セレブリティ・クルーズ、ノルウェージャン・クルーズ・ライン（NCL）、フッティルーテン、シードリームなどもスターリンクのブロードバンド・システム導入を進めている。

（写真:コスタ・トスカーナ、提供:コスタ・クルーズ）