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日本初の試み「今こそクルーズ!キャンペーン」実施を発表

2023.10.18
イベント

日本旅行業協会(JATA)、日本外航客船協会(JOPA)、日本国際クルーズ協議会(JICC)と国内・海外クルーズ会社11社は協働し、2023年11月1日より「今こそクルーズ!キャンペーン」を実施する。今回が第2回目となるが、海外クルーズ船社も協働するキャンペーンは日本で初めての取り組みとなる。

 

キャンペーンは対象期間中に対象会社・対象旅行期間のクルーズ旅行を予約して、専用フォームから写真やメッセージを投稿すると、抽選で次回使える10万円相当のクルーズ旅行券やオリジナルグッズ等の賞品が当たる。

 

18日、同キャンペーンを発表する記者会見が都内で行われた。記者会見にはJATAの酒井淳副会長(阪急交通社代表取締役社長)、JOPAの上野友督副会長(商船三井クルーズ代表取締役社長)、JICCの堀川悟会長(カーニバル・ジャパン代表取締役社長)、JOTCクルーズ旅行推進部会の松浦賢太郎部会長(クルーズのゆたか倶楽部代表取締役社長)が登壇。現状のクルーズの状況やキャンペーンの背景ならびに概要を語った。

 

酒井淳副会長はキャンペーンを実施した背景について、以下のように語った。「クルーズはコロナ禍前は右肩上がりだったが、コロナ禍で非常に大きな打撃を受けた。コロナ禍が明け、日本のインバウンドに関しては中国を除いてほぼ100パーセント回復しているが、アウトバウンドに関しては回復が遅れている。その背景としてツアー造成用の座席確保が難しく、さらに円安や物価高の影響で割高感がある。一方でクルーズにはより多くのお客様に参加いただけるチャンスがある。円だてによる事前払い商品であり、一度参加してしまえば船内での食事が代金に含まれており、追加コストも少ない。数千人が乗れるクルーズ船もあり、アウトバウンドを増加させる取り組みとしてはふさわしい。こうしたことから今回、このようなキャンペーンを実施するに至った」。

 

JOPAの上野友督副会長は日本船の状況についても解説。郵船クルーズが新造船の船名を「飛鳥Ⅲ」と発表し、商船三井クルーズでもシーボーン社から移籍する船を「ミツイ オーシャン フジ」と命名すると伝えた。「外国船社を含め、普段はライバル同士だが、今回のキャンペーンは手を取り合って臨む」と、初めての取り組みであることを強調した。

 

JICCの堀川社長は外国船社の状況を解説。「今年3月から外国船の日本寄港が再開され、本格的にクルーズが復活した。クルーズ船は市場がある場所に移動することが可能だ。コロナ禍で影響を受けた際は、日本におけるクルーズは必ず成功するからと配船計画から日本が外れないように、粘り強く本社とかけあってきた。このキャンペーンがさらなる日本のクルーズの発展につながうようにと非常に期待している」と述べた。

 

松浦賢太郎部会長はキャンペーンについて解説。「業界全体が一致団結して行う、日本で初めての取り組みとなる。キャンペーンは今年11月~2024年3月31日の間に予約を行った方で、2024年4月~9月30日までの対象クルーズに乗船し、写真またはメッセージを投稿した方が対象となる。今回参加する11社のクルーズが対象。日本は海外に比べてクルーズの予約が遅いので、早期予約を促す狙いもある。キャンペーン専用のインスタグラムも用意し、SNSも活用することで若年層も取り込んでいきたい。キャンペーンサイトも、ライバル同士である飛鳥Ⅱの船長とにっぽん丸の船長が並ぶなど、他では見られないものになった。コロナ禍で大きな打撃を受けたクルーズ業界が、一致団結して復活するストーリーにしたい」と語った。

 

キャンペーンの詳細は下記の通り。

 

■名称:今こそクルーズ!キャンペーン

 

■主催:(一社)日本旅行業協会、(一社)日本外航客船協会、日本国際クルーズ協議会、郵船クルーズ、商船三井クルーズ、MSCクルーズ、プリンセス・クルーズ、セレブリティ・クルーズ、キュナード・ライン、ホーランド・アメリカ・ライン、オーシャニアクルーズ、ポナン、リージェントセブンシーズクルーズ、シルバーシークルーズ

 

■期間
<対象クルーズ予約・キャンペーン参加期間>2023年11月1日~2024年3月31日
<対象コース旅行期間>2024年4月1日~9月30日
<当選発表>2024年4月中旬
※景品乗船対象期間は当選した船会社によって異なる。

 

■内容:上記期間中に船会社が指定する対象コースに参画旅行会社を通じて予約した方で、キャンペーンホームページから「初めてのクルーズへの期待やかつて乗船したクルーズの思い出など」の写真またはメッセージを投稿し、対象旅行期間中に実際に旅行した方の中から抽選で下記商品が当たる。

<A賞>
次回のクルーズ旅行で利用できる10万円相当のクルーズ旅行券をプレゼント(20万円×5組:計100万円相当)。「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」「MSCベリッシマ」「ダイヤモンド・プリンセス」のいずれかとなり、指定はできない。

クルーズ旅行券利用期間:2024年10月~2025年9月30日

<B賞>
さらにWキャンペーンとして写真・メッセージ投稿から優秀作品を選出し、船内特別見学会(東京・横浜、大阪・神戸)への招待やオリジナルグッズをプレゼント

 

■公式サイト
https://imakoso-cruise.com/

 

■参画旅行会社
エイチ・アイ・エス、クラブツーリズム、クルーズのゆたか倶楽部、JTB、日本旅行、阪急交通社、名鉄観光サービス、郵船トラベル、読売旅行

※今後参画意向により会社数は追加される予定

 

写真は右からJATAの酒井淳副会長(阪急交通社代表取締役社長)、JICCの堀川悟会長(カーニバル・ジャパン代表取締役社長)、JOPAの上野友督副会長(商船三井クルーズ代表取締役社長)、JOTCクルーズ旅行推進部会の松浦賢太郎部会長(クルーズのゆたか倶楽部代表取締役社長)

日本初の試み「今こそクルーズ!キャンペーン」実施を発表
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