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バイキングの第3四半期、黒字に転換
バイキング・ホールディングスは19日、2024年第3四半期(7月〜9月)の決算を発表した。売上高は16億7873万ドル(前年同期比11%増)、純利益は3億7480万ドルを計上し、前年同期の純損失12億3819万ドルから黒字転換した。この結果、1月〜9月累計の売上高は39億8415万ドル(同11%)、純利益は3667万ドルとなり、前年同期の純損失12億6250万ドルから大幅に改善した。
前年同期は、上場に伴うシリーズC優先株の影響で15億1850万ドルの損失を計上したほか、自社発行ワラント債の再評価による7270万ドル(今期は1860万ドルの評価損)のマイナスが含まれていたが、今期はこうした一時的な要因がほぼ解消し、黒字決算となった。
第3四半期の調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は5億5429万ドルで前年同期比15%増、1月〜9月累計は10億4243万ドルで同20%増。調整後EPS(1株当たり純利益)は第3四半期が0.89ドル、累計で1.38ドルとなった。
2024年シーズンの稼働能力は2023年シーズンに比べて5%増加、2025年シーズンは2024年シーズンに比べて12%増えている。11月3日現在、2024年シーズンのキャパシティPCD(全ベッド数×運航日数)の95%、2025年シーズンについては70%を販売済み。
2024年シーズンの先行予約額は46億3,300万ドルで、同時期の2023年シーズンより14%増加した。2025年シーズンの先行予約額は43億2,900万ドルで、同時期の2024年シーズンより26%増と好調を維持している。
バイキング・リバー部門の1月〜9月累計売上高は19億3728万ドル(前年同期比9%増)、調整後粗利益は11億9779万ドル(同12%増)、バイキング・オーシャン部門の累計売上高は16億8450万ドル(同12%増)、調整後粗利益は11億7108万ドル(同12%増)だった。
写真提供:バイキング