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MOフジ、JTB南米ワールドクルーズに出航

2025.01.10
日本船社

商船三井クルーズの「三井オーシャンフジ」(3万2477トン)が9日、横浜港から「南米ワールドクルーズ」に出航した。JTBのチャーターによるもの。同船によるロングクルーズは初めて。全区間乗船者は約270人。

 

90泊で南太平洋からチリ、アルゼンチン、ブラジルをめぐり、カリブ海、パナマ運河を経てメキシコ、ハワイへ。横浜帰着は4月9日。イースター島やポートスタンリー、リオデジャネイロ(カーニバル鑑賞)では乗客全員の招待ツアーを実施する。オーバーランドツアーはマチュピチュ遺跡やイグアスの滝のほか、ウシュアイアからポナンの客船による南極クルーズも予定している。

 

大さん橋国際クルーズターミナルで開催された出港セレモニーで、横浜市の新保康裕港湾局長(写真1点目右から3人目)があいさつに立ち、「初のロングクルーズの出航地として横浜港を選んでいただきうれしく思う。素晴らしい思い出とともに元気な笑顔で戻られることを祈念する」と述べた。

 

JTBの花坂隆之代表取締役専務執行役員(同左から3人目)は「90日間のワールドクルーズは文字どおりの大航海だ。クルーズは気づけば南米大陸か向こうからやってくる体にやさしいスローライフな旅であり、ロングクルーズだからこそその良さを体感いただける。さまざまな新たな出会いをお楽しみいただきたい」とあいさつした。

 

同船のジェイコプ・マインハート・ハンセン船長(同左から4人目)は「商船三井クルーズにとって南米航路は原点と言える。一番大切なのは乗客全員と安全に戻ってくることだ」と述べた。

 

マーチングバンドの演奏とともに多くの関係者や市民がサイリウムライトを振って見送る中、同船は17時過ぎにサイパンへ向け出港した。

MOフジ、JTB南米ワールドクルーズに出航
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