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アドラ・クルーズの「アドラ・メディテラニアン」（8万5619トン）が27日、中国の大連港国際クルーズセンターから出航した。大連発着の展開は5年ぶり。今年は5月、6月、9月に4泊5日クルーズを5航海実施し、博多、佐世保、済州島に寄港する。同船は今シーズン、天津発着の日本寄港クルーズにも就航する。

アドラ・クルーズは大連港を中国北部のクルーズ拠点と位置付け、マーケット開拓に取り組む方針。同社の第3船「アドラ・フラワー・シティ」(14万1900トン)は、2026年の竣工に向け上海の上海外高橋造船で建造中。同船は中国で建造する大型クルーズ客船としては2隻目。広州南沙で国際航路に投入する。

写真:アドラ・メディテラニアン　　提供:アドラ・クルーズ